REDS&PEACE騒動の今後について【浦和レッズ】
第1報
レッズを絡めてのこういう活動は如何なものか、勢太郎氏【浦和レッズ】
第2報
前略 勢太郎様 埼玉新聞様 有志様 -これまでのまとめと公開質問状のようなもの- 【浦和レッズ】
この騒動について、2つのエントリをさせて頂いた。
今後の教訓となる事もあると思うので、ジャンルも新たに作った。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/20731?STYPE=1&KEY=83638
一昨日、事態は大きく急変した。REDS&PEACEと思われる方の浦議への書き込み、大野勢太郎氏の弁明が次々とアップされた。あまりにドラスティックな展開と一気に広まった収束ムードのせいか、今までの疲れがどっと出てしまい、その日の飲み会はひどく酔いが回るのが早かったように思える。
思い起こせば、日曜の埼玉新聞の第一報から月曜までは気になって一睡も出来なかった。状況は変わらず憶測だけが飛び交い、不安とトラックバックだけが増えていった。ラジオでの発言があったりしたが、正体の掴めない集まりに対しての危惧だけが募っていった。
WEBでの有志の謝罪・解散と大野勢太郎氏の釈明が発表されてから時間が経った。(埼玉新聞社からは、なしのつぶてだがw)。他のブログも読んだり、届いたメールには目を通しながら、一晩文章を寝かせて考えた。まあそれはどうでもいい。
最初に、REDS&PEACEの有志の方について。
ただみなさんのご批判の中で「REDSの名称をつけるのはおかしい」というご意見については、いろいろと考えてみました。前述したように、もともとは一人サポーターの寄り合いをくくった名称であり、その人たちに理解されればいい、いわば身内の記号みたいな感覚で付けた名称でした。しかし、それがいったんメディアを通じ外に出て、なんとなく一人歩きしてしまい、自分たちの意図とはまったく違うように理解されている今、それを使用し続けることは好ましくない、と判断しています。名称がどうであれ、私たちは心の中でも、行動でもレッズサポーターであり続けるし、自分たちの考えについて語り合えていける「集まり」なのですから、もう一度一人サポーターに戻って、それぞれの立場でサポートしていきたいと思います。この書き込みをもってREDS&PEACEはなくなります。
彼等はある意味この騒動の一番の「被害者」かもしれない。そして、浦議において「理路整然」とした書き込みをした勇気に拍手を送りたい(長文だったけどさw)。「解散」という少し残念な結果になってしまったが・・・。新聞の記事に振り回された様子が伺える。
有志の方へ一言。
レッズを愛する同じ仲間としてスタジアムでサポートしていこう!
次に、埼玉新聞社の方へ。
ネット社会になってしばらく経つが、紙媒体ではさらっと流される事でもネットでは購読者ではなくともきちんと拾って読むということへの認識が甘い。きっと2〜3年前ならこんな騒ぎにはならなかった。
この件について、どのような経緯で取材をしたのかを明らかにしていただきたい。有志の方の意図する所ではないような報道をした責任の所在はどこにあるのか。
記事を書いた記者にも責任はあるが、通常の場合、必ずデスクという立場の人間が現場でチェックをするものだ。それが果たして機能していたのか。
埼玉新聞社の方へ。
有志を巻き込んだ騒動の一端にいることを認識し、今後こういった記事を載せる際の記事へのチェックをきちんとして頂きたい。
3番目に勢太郎氏へ。
その前に誤解されている方がいるようなので説明をしておく。
俺は勢太郎氏のラジオをほぼ毎日アップしている。それだけ限られたレッズに対する情報源だという認識である。彼がJ2に落ちてプレスが激減した中でも大原で取材を続けていたことや、レッズに対する貢献を今回の件で全否定することはない。
何通か「勢太郎氏を追い込んで何が楽しい。」という痛いメールが届いた。大人げないので公表はしないが、ここで改めて表明しておく。
俺は「アンチ勢太郎氏」を唱え、煽動しているわけではない。
勢太郎氏には、有志の方に僕等の危惧を伝えて頂いた。この事にまず感謝したい。レッズイベントに参加しないという事で責任を取られた。
「少しばかり刺激的な記事」に因る誤解と信じたいが、埼玉新聞には以前の記事で
大野勢太郎さんは「長渕剛の歌をラジオで流すことにも規制がかかる」と話した。さらに、「メディアは権力の監視機関。ブッフバルト監督の攻めのスタイルと同様、九条を積極的に生かす放送を続けていきたい」とサッカーに関連づけてアピールした。
このような記述があった。それ以前にも、誤解を持たれてしまう様な行動を取られてしまったことは一ヘビーリスナーとしては非常に残念である。
勢太郎氏へ
イエローカード1枚です。
最後に今回、ブログやHPでこの動きをされた方、本当にお疲れ様。気苦労も多かった事だろう。バナーを作成してくれたkojyaさんをはじめ、トラックバックされた方にはそれぞれの思いでしていただけたのではないかと思う。
俺達はまだネットをそれほど使いこなせているわけではないが、この問題では世間のバランス感覚の健全さを感じた。感心もしたけど、きつく訴えただけ潔く許すというのもまた日本人的なバランス感覚なのかなと。
色々なサイトを見ていると、当人の釈明がある前にも関わらず、「早く終わらせて次の試合への切り替えよう」と言う表現もあったりした。
ここで俺が言いたい事を何点か。
1.こういった重要な問題と次の試合への切り替えは全く次元の違った問題で考えていただきたい。
仮にこの騒動が長期化しても、スタジアムに着いたら戦闘モードに切り替えればいいだけの話だ。そんなものも切り替えられないようなら最初から試合に来るな。
2.自分の発言には責任を持て。
俺も今回取り上げたのは、それなりの覚悟を持ってやっていた。大原問題の時もそうだったが、ある意味冗談ではなく命をかけてやっている。最初からその責任を取れる覚悟がなければ、安易にネットで考えを示してはいけない。
とあるブロガーの記事についたコメントに気になる記述があった。
事情により自分のBLOGを閉鎖することにしたのですが、その頃は他の方のブログの記事にかなり影響され、その結果自分の思うことが書けなくなっておりました。
そのため自分が賛同できるか出来ないかよく解らないときでも、叩かれるのを恐れ賛同していたこともありました。
今回の件も第三者的に見てみますとその傾向が少々あったような気がします。
こんなブログもあるから見抜けよ>ALL
こんなブログをみて賛同するやつがいたらそいつもアホだ。
まあめちゃめちゃ文章がうまいやつならありえるが。
賛同したならそいつがブログを閉じたことも知ってるべきだろう。
つまり
そういうことだ。
ねこ大好き。
とにもかくにも、いろいろな事を考えさせられる今回の騒動だった。不躾なお願いではあるが、他サポの方もこういう前例があったという事を是非覚えておいてもらいたい。
3/13 追記
埼玉新聞紙面より謝罪記事。
286 名前:U-名無しさん[sage] 投稿日:05/03/13(日) 09:40:43 id:IfbRHMZI0
埼玉新聞の謝罪記事内容
「レッズ&ピース」の記事について
六日付社会面に掲載された「レッズ&ピース」の記事が、サポーターの間で議論になっています。
記事を書いた本人として、誤解を招いた事をおわびします。
会には議論になっているような政治的な背景や意図がないことは取材した結果、
明らかです。スタジアムでビラをまくなど軽率な行動をとる考えは全くありませんでした。
「旗を掲げる」の表現は説明不足でした。会は政治的な主張を書いた横断幕ではなく、
会の名前を書いた手持ちの旗を掲げたい、と考えただけです。
参加した大野勢太郎さんに多大なご迷惑をかけたことは申し訳ありません。単に
ゲストとして招かれただけなのに、中心メンバーのような印象を与えてしまいました。
取材した結果では、会のメンバーは既成の政治運動には興味がありませんでした。
「平和は政治的な意味合いよりも、生きている実感」(記事中のある会社員の言葉)で、
純粋に平和を愛するサポーターでした。真意が伝わらず、多くのサポーターに心配を
かけ大野さんとクラブにご迷惑をかけたことを謝罪します。
会は、批判を受け既に解散してしまいましたが、会での話題のほとんどはレッズを
応援する内容でした。大野さんに批判が集中していますが、チームを利用する事は
ご自身が最も嫌っている事です。
(県南報道部・新井健治)