今日の各紙 20051226【浦和レッズ】

来季ホーム改修の大宮、浦和聖地を間借り - nikkansports.com > サッカーニュース
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 大宮が、同じさいたま市内のライバルである浦和の「聖地」駒場スタジアムを来季のホームスタジアムとして登録する見通しであることが、25日、分かった。ホームの大宮サッカー場が来年1月から20カ月間の改修工事に入るため、来年は使用できない。そこで、市内の同スタジアムを使用せざるを得ない状況になった。29日の天皇杯準決勝(国立)を前に、対戦する両クラブ間でスタジアムシェアを行うという皮肉な状況が生まれた。

 ダービー準決勝を前にわざわざ因縁を作ろうとしているわけではないが、大宮がライバル浦和の「聖地」を1年間のホームとして使用することになる。大宮公園サッカー場が、J1仕様に合わせるため1月中旬から20カ月間の改修工事に入る。シーズン中に1試合も使用できないため、大宮サッカー場をホームスタジアムとして登録することはできない。

 代替案として考えられたのは熊谷陸上競技場(収容1万5000人)だが、ホームタウンのさいたま市ではなく熊谷市にあるため、「ホームタウン内にホームスタジアムを確保していること」という規約に抵触する。また、市内にある6万3700人収容の埼玉スタジアムの使用は、1試合平均9980人のクラブ(J1の18クラブ中17番目)にとって負担が大きい。警備費用などの経費に見合う収益が見込めず、Jリーグが指導する「身の丈にあった経営」の根幹を揺るがす。

 こうした状況から、さいたま市営の駒場スタジアム(収容2万1500人)を使用せざるを得ない状況。リーグ戦(17試合)とナビスコ杯(3試合以上)で、少なくとも20試合のホームゲームがあるが、そのうち7割程度を駒場で開催する見込み。残りを、埼玉と熊谷で開催する。一方の浦和は、埼玉7割、駒場3割の使用になる見通しで、バッティングすることはない。問題は両クラブのサポーターの心情だけだ。

 過去のJクラブで、フルシーズンにわたってホームスタジアムが使用できなくなったという事例はない。苦しい事態を、ライバルの聖地を借りることで乗り切る。
[2005/12/26/07:14 紙面から]


 尚、紙面には94年8月から95年7月までレッズが大宮サッカー場を使用した例が書いてある。ただし、94年、95年は使用できる期間があった為、ホームスタジアムはそのままだった。鹿島は2002年W杯前のカシマスタジアムの改修時に、ホームを国立としている、とある。