今日の各紙 20060221【浦和レッズ】

WEBサッカー報知
長谷部、バラック後継浮上
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/feb/o20060220_10.htm


 日本代表MF長谷部誠(22)=浦和=が22日のインド戦で代表初先発を果たすことが20日、濃厚となった。10日の米国戦で代表デビューを飾った新鋭は、4―4―2システムのトップ下を務める。才能豊かなMFを、名門バイエルン・ミュンヘンがドイツ代表MFミヒャエル・バラック(29)の後継者候補にリストアップ。強化担当が3月下旬に来日し、直接視察することも明らかになった。

 次代の日本サッカー界を担う大器が、インド戦で待望の代表先発デビューを果たす。「最初はびっくりした」。20日午後、豪雨の横浜市内の競技場。フォーメーション練習で先発組を意味する黄色のビブスを受け取るとMF小笠原(鹿島)と並んで、4―4―2の左司令塔に入った。

 「僕にとってはラストチャンス。ドイツ合宿では人が入れ替わる。生き残るには強烈なインパクトを出さなければいけない」き然と語った若武者。ジーコ監督から指示された前線からのプレスでボールを奪取すると、7年前の中田英(現ボルトン)の全盛期を彷彿(ほうふつ)させる力強いドリブル、キラーパスを放ち、ピッチに水しぶきを上げた。

 今回の初招集でジーコ監督の評価は急上昇した。浦和でボランチを務める長谷部を、指揮官は招集当初、リハビリ中のMF今野(FC東京)の代役に示唆。守備的MFの役割を狙うと見られていたが、「監督は僕を前の選手と考えてくれている」。MF小野(浦和)がボランチに戻される中、トップ下での大抜てきとなった。

 6月のドイツW杯での司令塔候補にも急浮上した逸材を、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンが獲得候補にリストアップしていることが20日、明らかになった。「我々はバラックに代わる選手を探している」とスカウト部長のドレムラー氏。2年前のナビスコ杯決勝の浦和―FC東京戦で、強化幹部が長谷部を初視察。当時も二重丸を付けたが、今回の代表入りを高く評価し、スカウト部長は自室のパソコンの補強リストに「ハセベ」の名前を加えた。

 浦和と提携関係を結んだバイエルン幹部は3月に来日予定だが、長谷部チェックに強化スタッフも同時に派遣する方針。当初は25日のゼロックス杯視察予定だったが、開幕前より体調が整い、正当な評価を下せるシーズン中の3月に視察時期を遅らせた。インド戦でのディープ・インパクトが代表定着、欧州進出の可能性を高める。長谷部が人生最大の決戦に挑む。


 はいはい、バイエルンバイエルン、と。
 代表定着にしたって、海外にしたって、シーズンで活躍しないとだめな訳だから。
 騒いでるのは周りだけで本人至って平常心だったりね。

スポニチ Sponichi Annex ニュース サッカー
「結果残したい」長谷部初先発へ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/02/21/01.html


 若きファンタジスタ、MF長谷部誠(22=浦和)に初先発のチャンスが巡って来た。日本代表は20日、横浜市内で合宿を再開。22日のアジア杯予選インド戦を見据えた実戦練習では従来の3バックから今年初めて4―4―2に移行。攻撃的MFの2列目には長谷部が抜てきされた。22歳35日での初先発は現マジョルカFW大久保の21歳2日に次ぐ、ジーコジャパン史上2番目の年少記録となる。

 冷たい雨を忘れるほどの熱血指導が期待の表れだった。インド戦を見据えた実戦練習は、一切の妥協を許さずワンプレーごとに止められた。声を荒らげるジーコ監督が目の前にいる。長谷部は「主に守備のやり方です。試合の最初の方は前からガンガンいくように言われました」。小野、小笠原とポジションチェンジを繰り返し、ぬかるむピッチを走り回った。

 初めて先発組のビブスを渡された。最初は「びっくりした」が、気持ちの切り替えは早かった。「僕にはラストチャンス。何とか強烈なインパクトを残したい」。当初はボランチ、しかもMF今野の代役招集だった。だが今回、与えられたポジションは2列目。「合宿してきた中で僕の攻撃的な部分を見てくれたのだと思う。うれしいですね」と目を輝かせた。

 代表には縁がなく、ユース世代では12回も招集されながら、9回は候補に終わった。アテネ五輪は招集もなし。遠慮がちな性格で、1月の宮崎合宿中は移動バスでも同僚坪井の隣に強引に座っていたほど。だが代表デビューした米国戦(10日)の終了間際、前線の巻へ長谷部らしい絶妙のスルーパスを通し、存在感をアピール。初先発のチャンスをつかんだ。

 もちろん、道のりは険しい。今年初めて取り入れた4―4―2は、中田、中村ら欧州組が加わる28日ボスニア・ヘルツェゴビナ戦を見据えたもの。だからこそ「得点でもアシストでも結果を残したい。日本中に覚えてもらえるようなプレーがしたい」と言った。ジーコジャパン史上2番目に若い22歳の初先発。長谷部が、最激戦区の中盤争いに割って入る。

 ≪小野&三都主がサポート≫左サイドバック三都主とともに左ボランチの小野が浦和の同僚・長谷部をサポートする。システムについては「どうなんですかね。まだ分からない」ととぼけたが、フォーメーション練習では戸惑う長谷部に声をかけて動きを確認し合った。インド戦では左サイドの“浦和トライアングル”が威力を発揮しそうだ。
[ 2006年02月21日付 紙面記事 ]


 貪欲に。

WEB埼玉新聞
永井「充実した合宿だった」 J1浦和キャンプ情報
http://www.saitama-np.co.jp/news02/21/05r.htm


 【シドニー20日河野正】チームは20日、当地のバレンタインスポーツパークで約1時間半練習し、11日間の合宿を打ち上げた。

 19日の練習試合に先発した山田、堀之内、闘莉王の3人は軽いランニングだけの調整。平川は途中出場や出番のなかった選手に交じり、シュートや8対8のミニゲームに参加した。

 先発組の内舘や永井、ポンテらは30分ほどランニングやストレッチで試合の疲れを取った。左太もも付け根を痛めているワシントンは練習を休んだ。

 永井は「短期間だったが、代表組が合流できてよかった。練習試合もいい結果を出せたし、充実した合宿だった。あとは開幕までにチームとしてフィーリングを磨きたい」と引き締まった表情で話した。

 チームは20日夜、シドニー発の航空機で帰国の途に就いた。

戦闘準備は万全
3冠獲得へ体力強化徹底


 リーグにナビスコカップ天皇杯…。鹿島以来史上2チーム目、3冠獲得に向けた浦和の強化キャンプが終わった。

 連日のハードな体力強化も涼しい顔でこなしていった印象。ことしは合宿入りしてからの故障者もなく、日常の健康管理がうかがえた。犬飼基昭社長は「始動日前から自主練習し、体をつくっていた成果ではないか」と述べる。

 この正月、天皇杯を取ってますますタイトルへの欲が出てきた。リーグは2年続けての2位。この悔しさと天皇杯の喜びが、苦しいはずの練習を活力へと変えている。優勝の甘み、優勝を逃した辛味が発奮材料になるのはいいことだ。

 山田は「タイトルを取ることは楽しい。今季もみんなでああいう喜びを分かち合うため、準備期間にしっかり調整できて良かった」。すっかり頼もしくなった主将の総括がこれ。

 徹底した体力強化。日本代表5人の参戦。テストマッチ3連勝。ブッフバルト監督は「満足という言葉以上に満足」と濃縮の11日間を手放しで喜ぶ。「フィジカルと技術に加え、代表が来てくれてセットプレーもできた。予定していた内容をすべて消化した」。戦闘準備はほぼ整ったよう。

 25日にG大阪とゼロックス・スーパー杯を争うが、本番は3月4日にこの昨季王者と再戦する開幕戦からだ。同監督は帰国後「もう少し連係をしっかりやり、ミスを減らしたい」と一つだけ課題を挙げた。

 代表組の合同練習不足は少なからず気になる。ワシントンは突貫工事ばりに急ピッチで調整したことで、左太もも付け根を痛めた。しかし、これをハンディと表現したら大げさだ。浦和には高い水準で競り合う選手がいくらでもいる。

 ワクワクするシーズンの到来まであとわずか。鈴木は「とても中身の濃いキャンプだったし、自信はある」とワクワクさせる返事をくれた。

シドニー=河野正)


 やっぱりワシントンは出遅れかよ・・・。
 他の選手に頑張ってほしい。REDS WAVEで、サッカーaiの編集長が出ていたのを聴いたけど、黒部は完全移籍を狙っているようだし、FW争いで切磋琢磨してくれることを望みます。今年は楽しみだ。