今日の各紙 20060225【浦和レッズ】

スポニチ Sponichi Annex ニュース サッカー
小野狙う!レッズ初タイトル
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/02/25/01.html


 100ゴール男・小野が浦和復帰ゴールを決める!Jリーグのシーズン開幕を告げるゼロックス・スーパー杯、G大阪―浦和は25日、東京・国立競技場で行われる。1月に浦和に復帰した日本代表MF小野伸二(26)は過密日程を押してトップ下で先発する予定。22日の日本代表―インド戦のメモリアルゴールの勢いで“浦和初タイトル”もいただきだ。

 有言実行でゴールを決めた22日のインド戦から中2日。慣れ親しんだ赤いユニホームに袖を通す瞬間、小野の頭は“浦和モード”に切り替わる。「レッズで初めてなのでね。気合は普通ですけど、とりあえず頑張るという一言です」。静かな口調の中に闘志をみなぎらせた。

 殺人的スケジュールをこなしている。10日の米国戦に始まり、28日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦まで19日間で6試合ある中でG大阪戦は5試合目。しかも日本―米国―オーストラリア―日本―ドイツという移動があり、疲れを気力でカバーしている状態だ。

 しかし、どんな状況でも揺るがないのは“浦和愛”。この日の最後のメニューはミニゲームとシュート練習だったが、気の置けないチームメートに囲まれ、自然と笑顔がこぼれた。練習後には、どんなに疲れていても欠かさないファンサービスを行った。

 ゼロックス・スーパー杯は単なる1試合ではない。今でこそリーグトップの実力を持つ浦和だが、小野がかつて在籍していた98〜01年はJ2も経験(00年)するほどの弱小軍団。小野はフェイエノールト時代の02年にUEFA杯優勝を飾っているが、浦和でのタイトルはない。口には出さないが、浦和でタイトルを――の思いは強い。

 G大阪戦後に待っているボスニア・ヘルツェゴビナ戦では中田、中村、稲本、松井、中田浩が合流。かつて同じ欧州を主戦場としていたライバルとの争いが待っている。「ポジションがどうなるか…。しっかりとやりたい」と小野。ゴールを決め、浦和での自身初タイトルを手にするとき、ジーコジャパンでの揺るぎない地位も見えてくる。
[ 2006年02月25日付 紙面記事 ]


サッカー報知WEB
小野、浦和で初タイトル
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/feb/o20060224_10.htm


 天皇杯覇者の浦和とJ1王者のG大阪が“日本一”を争う一戦は25日、東京・国立競技場で行われる。両チームは24日、ともに軽めの調整。浦和は日本代表MF小野伸二(26)がレッズでの初タイトルを狙い、G大阪はF東京から移籍の同代表DF加地亮(26)が“緊急デビュー”する可能性が浮上。決戦はくしくもJリーグ開幕戦(3月4日)と同じ顔合わせで、今季を占う意味でも注目される。


ミニゲームで汗

 4年半の月日を経て、小野がいよいよJのピッチに帰ってくる。浦和はさいたま市内のグラウンドでミニゲームなど、通常の試合前と同様の練習メニューをこなし、リラックスムードで06年初戦に備えた。その中心は、もちろん小野だ。

 ギド・ブッフバルト監督(45)は「代表選手はチームの核になるが、疲労などもある。当日に100%の選手を優先させる」と、先発起用は明言しなかったが、小野はランニングでは常に先頭を走ってチームを先導。「(復帰して)初めての試合なので、頑張りますの一言です」と明るい表情だった。

 リーグ開幕戦の相手でもあるG大阪を撃破すれば、意外なことに小野にとって浦和での初タイトルになる。2002年にフェイエノールトでUEFA杯を制覇しているものの、日本ではプロ入り後、いまだ無冠だ。

 天才MFはクラブ関係者に「今はオランダのとき(フェイエノールト)よりもいいサッカーができる。昔とは違う」と、日に日にチームの成長ぶりに手応えを感じていることを明かした。28日には代表でのボスニア・ヘルツェゴビナ戦(ドイツ・ドルトムント)も控えており、気合十分。

 もちろんここは出発点だが、新生レッズの力を誇示することは、開幕前の何よりのインパクトになる。まずは1冠目。小野という最強のピースを加えた赤い悪魔が、一歩目を力強く踏み出す。

 ◆ゼロックススーパー杯 1994年から開催。前年度Jリーグ年間王者と天皇杯王者が激突する。初代王者はV川崎(現東京V)。昨年は東京Vが横浜Mを下した(2―2・PK5―4)。G大阪、浦和はともに初出場。賞金総額は5000万円(優勝チームに3000万円)。


SANSPO.COM−サッカー
浦和、代表4人先発でタイトル獲りだ!ゼロックス・スーパー杯
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200602/st2006022502.html


06年のJリーグシーズン開幕となるゼロックス・スーパー杯が25日、国立競技場で行われ、J1王者のG大阪と天皇杯王者の浦和が対戦する。浦和は日本代表勢4人の先発出場が濃厚になったのに対し、G大阪は3人の代表勢のうち先発はMF遠藤保仁だけと対照的。両軍の代表勢には試合後に渡欧する強行スケジュールが待ち構えるが、代表勢の起用法が分かれた両軍の戦いぶりに注目が集まる。



浦和は代表勢4人総投入で勝負する。22日にインド戦を終えたばかりのMF小野、三都主も先発出場が決定的に。古巣復帰初戦となる小野は、システム3−6−1のダブル指令塔に入る。「レッズでの初試合。とりあえず頑張るのひとこと」と特別な試合になることを強調した。今年から18人に拡大するベンチ枠からは、新加入の元日本代表FW黒部も外れる層の厚さ。リーグ、ナビスコ杯、天皇杯も含めた全タイトル制覇へ、最初の一歩を踏み出す。

★G大阪は遠藤だけ先発…宮本&加地は温存
G大阪の西野監督は「現状のベストで戦います。代表勢? 7番(MF遠藤)は出します。代表であまりダメージを受けていないので」と日本代表MF遠藤の先発を明言し、宮本、加地の代表DF2人をベンチ待機させることを示唆した。会見に出席した宮本は「日本のサッカー界を盛り上げるような試合をしたい。勝てれば(Jリーグ)の開幕も違ってくる」と意気込みを語ったが、代表戦の疲労はピークのようで、会見後はすぐに会場を後にした。