今日の各紙 20060410【浦和レッズ】

浦和が岡野→闘莉王で首位奪回/J1 - サッカーニュース : nikkansports.com
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 浦和が劇的な勝利で首位の座を死守した。アウエー福岡戦は終盤まで0−0と大苦戦。だが2戦連続ドローで首位転落目前だった後半ロスタイムに、途中交代で今季初出場のFW岡野雅行(33)の好クロスをDF闘莉王(24)がヘッドで決めて、2試合ぶりの勝利を収めた。暫定首位のG大阪から一夜にして首位を奪い返した。代表勢の活躍はなくとも、悲願の初優勝を目指す底力を見せつけた。

 岡野は狂喜乱舞するベンチへ駆けた。途中出場前、すでに退いていたMF小野に「ちょっと何かしてくるから」と宣言した通りに、出場8分間で後半ロスタイムに決勝弾を演出。今季に入り、この日のリーグ戦初出場の機会が巡るまで、文句も言わずにサテライト、教育リーグと実戦を重ねてきた。その33歳ベテランの後ろ姿を見てきた仲間から、もみくちゃにされ祝福を受けた。

 計算ずくのクロスだった。「ベンチで中にFWがそろっているのにセンタリングで終われていないと思っていた」。ペナルティーエリア右外。同じ位置で直前の後半44分にはDF2人の間を突破し、エリア内に侵入していた。そのプレーが伏線となる。今度は侵入せず、外へとドリブルで持ち込み、すぐに左足でクロス。最高のボールが闘莉王の頭へと渡った。「僕は負けている時か引き分けの時しか出番がない。わずか8分でも印象に残るプレーをしないと」。結果を求めるプレーに決意を込めていた。

 岡野が中心となりチームを束ねてきた。3月上旬には今年移籍してきたFW黒部の誕生日会を開き、人見知りをするMF相馬も呼んだ。「結構飲まされましたけどね(苦笑い)。でもこんなに早くなじめるとは思わなかった」(相馬)。親分肌を見せ、スターぞろいのチームをまとめている。

 闘莉王は残り約5分は前線に張り付いて執念を燃やしていた。「(守備的な4バックの)こういうやり方ならレッズを抑えられるというのを見せてしまうから決めたかった」。わずかなチャンスにヘッドをたたきこみ、今季早くも3得点目。昨年9得点であと1歩だった2ケタ得点をゆうに達成できるペースだ。

 ドローならば首位陥落、リーグ戦では02年11月以来の連続無得点試合になるところだった。「これから優勝に向けての道に大きく響く」(闘莉王)。2人の勝負強さが、浦和の勢いを象徴している。【広重竜太郎】

[2006年4月10日7時5分 紙面から]


 しょっぱい試合・・・だけど勝ち点を拾えた事が良かった、そんな試合でした。
 試合終了後、後ろの桜並木から桜の花びらが飛んできて、最初誰かが撒いたのかと思ってた。そんな日曜日でした。

 岡野はしっかりとベテランの味を出してくれました。