今日の各紙 20060423〜冷静な坪井とか〜【浦和レッズ】

埼玉新聞WEB
浦和特急、清水で停止 無敗記録「17」でストップ
http://www.saitama-np.co.jp/news/reds/2006/kekka/060422.html


 浦和が不用意な2失点で今季初めて負けた。
 清水が思い切ってラインを押し上げた。コンパクトな陣形にされ、速いパス展開ができなかったばかりか、前線でボールが全く収まらなかった。前半23分に速攻から守備ラインを破られ、2分後には右スローインから最後の守備の応対が甘くなって2点先行された。
 42分にワシントンがPKを決めたが、前半は攻守に精彩を欠いた。後半は長谷部と闘莉王をそれぞれ1列前に上げて攻め続けた。外から中から数え切れないほど決定的なシュートを放ったが、得点できなかった。

決定機築くも得点できず ◆長谷部

 前半の2失点が最後まで重くのしかかった。今季初黒星。昨季から続いていた公式戦の負けなしも17でストップした。「失点場面は集中を欠いていた。3点目を取られてもおかしくなかった。清水は引いて守っていたので、特に前半の失点だけは避けたかった」と悔しさをにじませた。

 前半はボランチ。後半はワシントンの背後でプレーした。後半はピンポイントのパスで好機をつくったり、アーリークロスで決定機を築いたが、得点できなかった。清水が守備的な選手を投入して、逃げ切り態勢を取った。「真ん中が堅かったので、もっと外から攻めて(中央を)開けさせたかった」と振り返る。

 退場者も出て、後味の悪さが残った1敗。首位からも陥落したものの、「まだリーグは4分の1が終わったぐらい。まだまだ、これから」と気持ちの面の切り替えはできている。

 ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の日本代表に選出されるかどうかは、浦和でのパフォーマンスにかかっている。「とにかくチームでアピールして、結果を残していく」と自分に言い聞かせていた。

得点ランキング2位タイも… ◆ワシントン

 前半42分、自ら獲得したPKを決めた。前節の京都戦に続いて2試合連続得点。今季、得点ランキング2位タイとなる7ゴール目。「いい時間帯に決めることができた」と、右隅にけり込んだ。

 後半は決定機も多かったし、チームは10本のシュートを放った。それでも追い付き、勝ち越せなかった。「後半はいいペースで戦えていたが、シュートもポストに当たったり、GKにセーブされた。やはりチャンスをものにしないと負けてしまう」と残念そうに話していた。

ぐっとこらえピッチを去る ◆坪井

 ぐっとこらえてピッチを去った。後半42分、2度目の警告で退場。2004年の第1ステージの名古屋戦以来の退場となった。試合後、報道陣に主審のジャッジについて感想を問われると、「そのことに関しては何のコメントもありません」と表情が険しくなった。

 今季初の2失点。前半23分と25分に立て続けてにゴールを許した。「その部分があったから勝てなかった。後半は非常にチャンスをつくれていたし、いい内容だった。今日は自分たちでゲームを難しくしてしまった」と冷静に評していた。

 ▼坪井とポンテが出場停止 浦和のDF坪井慶介とMFポンテは22日の清水戦でともに退場となったため、直近の試合に当たる26日のナビスコ杯、福岡戦には出場できない。

(2006年4月23日更新)




首位陥落 浦和に土…J1第9節:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20060423-OHT1T00074.htm


 無敵だった“赤い悪魔”の勢いがついに止まった。敵地で清水に敗れ、昨年11月23日のJリーグ千葉戦(0―1、フクアリ)以来、150日ぶりの公式戦黒星。昨年から続けていたリーグ戦、天皇杯などを含む公式戦無敗が17で途絶えた。

 安定感が際だっていた守備陣がまさかの連続失点。前半23分、相手のリスタートへの対応が遅れて失点。2分後にもマークの甘さを突かれ、失点を重ねた。後半の猛攻もシュートが枠に当たるなど無得点に終わった。

 両軍合わせイエローカードは10枚。家本政明主審(32)は試合中、明らかに混乱していた。イライラの募る内容に「日本では本当のことを言うと退場になる!」FWポンテが主審へ抗議すると、2度目の警告を受け、次節は出場停止となるなど散々な結果となった。

 大荒れの試合。ジーコ・ジャパンの主軸2人も巻き込まれた。後半42分、日本代表DF坪井は2度目の警告を受けたが、退場処分を宣告されなかった。「忘れられていたんで自分から“2枚目”と言いました」プロ生活2度目の退場となった男は、自らピッチを去った。

 MF三都主はぼう然とした。後半17分の同点のチャンス。相手エリア内でGK西部に倒されたが、逆に警告の対象となった。「僕だからシミュレーションになったと思う。そのイメージを消すことができない。僕はサッカーをすることしかできない」と嘆いた。

 家本氏は日本協会公認のスペシャル・レフェリーだが、“武勇伝”も持つ。3月26日の大学選抜日韓戦のデンソー杯(4―2で日本勝利)で下した数々の判定を巡り、韓国選抜が試合中に一時ピッチを引き揚げる前代未聞の騒動が起きた。浦和もJリーグに三都主の判定に対する意見書を提出予定だが、首位から3位転落という事実は変わらない。

(2006年04月23日06時03分 スポーツ報知)


>「忘れられていたんで自分から“2枚目”と言いました」
 坪井は冷静でした。

〜以下、読み飛ばし推奨〜

 主審があれなのは今始まったことではない。その尺度の中で冷静さを失ったのは選手。そしてそういう雰囲気を作ってしまったのは誰かという事。己は審判と戦っているのではないですから。あと、試合後の一部から出ていた拍手の意図はなんでしょうか。

 チームも己もちょっと「強いんです」っていう勘違いから脱却するには良い冷や水だったとシーズン終わって振り返ることができる試合であってほしい。いや、そうしないといけない。そしてシーズンは続いていくわけですね。あ、はい。