今日の各紙 20061124【浦和レッズ】

浦和王手、26日勝って初V決める…J1第32節:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20061124-OHT1T00047.htm

◆J1第32節 浦和3―0甲府(23日、埼玉スタジアム

 首位・浦和がホーム21試合連続無敗のJ新記録を打ち立てて初制覇に王手をかけた。得点ランクトップのFWワシントン(31)が1試合でPKを2度外す前代未聞の失態を演じたが、2ゴールを決める独り舞台で3―0と甲府に快勝。26日の次節F東京戦に勝つか、福岡と1―1で引き分けた2位のG大阪が引き分け以下に終わった場合、悲願のVを達成する。

 まるで優勝決定弾を沈めたかのような狂喜乱舞だった。後半1分、ヘディングで先制点を決めたFWワシントンに選手全員が駆け寄る。「神様は見守っていたよね」。満面の笑みの闘莉王はエースと固く抱き合い、今季最多の5万7781観衆は歓喜を沸騰させた。

 得点王争いを独走するストライカーへの激しい祝福は、後半開始直後にしては異常なほど。だが、それには理由があった。前半34分と同41分に迎えたPKのチャンスで、いずれも右足で右側を狙ったが、GK阿部に止められた。「2度の失敗は残念ながら初めてです。自分にがっかりした」とワシントン。わずか7分間でPKを2度ミス。Jリーグの歴史でも前代未聞の失態を犯した。

 この失敗は、ハーフタイムにチーム瓦解(がかい)の危機まで招いた。「なぜアレ(三都主)に蹴らせなかったんだ!」2本目のキッカーに三都主を指名していたブッフバルト監督がワシントンに逆上。反論したエースとつかみ合い寸前の衝突に発展。普段は温厚な2人の修羅場に、他の選手が割って入ったほどだ。

 だがワシントンは後半、今季24戦24発となる2ゴールで復活。MF鈴木が「感動した。やっぱりエースだと思った」と話すように、チームに固い連帯感を取り戻した。来日後は無得点の不振に陥った息子を案じていた父・アントニオさん(64)には試合後、熱いキスで祝福された。

 ホーム連続無敗を21試合に伸ばし、今季の観客動員71万人突破で2つのJリーグ記録を更新。「他力でなく自分たちの力でつかみたい」とGK山岸。かつてのJのお荷物クラブは、26日の敵地F東京戦で悲願の初優勝を一気に決める。

(2006年11月24日06時05分 スポーツ報知)


漢ワ級。



SANSPO.COM > サッカー
浦和、甲府に快勝で悲願の初Vに王手!次節FC東京戦で決める!

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200611/st2006112401.html

 J1第32節(23日、浦和3−0甲府埼玉スタジアム)首位・浦和は前半に2度もPKを外したFWワシントン(31)が後半2ゴールを決めるなど、甲府に3−0勝利。引き分けた2位G大阪との勝ち点差を5と広げ、リーグ初Vへ王手をかけた。「ホーム21戦連続不敗」、「年間入場者数71万2508人」とダブルでJリーグ記録も更新。次節26日のFC東京戦(味スタ)に勝てば、無条件で優勝が決まる。



 険しかったエースの表情が崩れた瞬間、浦和が初Vへ大きく前進した。後半1分、MF山田の右クロスをFWワシントンが頭で合わせる。大サポーターと仲間、そして家族の信頼が詰まった大切な1点が刻まれた。

 「前半は自分に失望していた。最近点が取れていなかったし、ゴールできて体が軽くなった」

 苦笑いで振り返るワシントン。今季23戦22発のエースが前半、信じ難い失敗を繰り返した。35分、41分と2度のPKを連続失敗。ともに右方向を狙い、甲府GK阿部にキャッチされた。

 0−0折り返し。前節の名古屋戦(豊田ス)では敵の6倍のシュート18本を放ちながら0−1で敗れた浦和に、再び漂う嫌なムード…。だが選手たちはエースを信じた。「今までワシの力で勝ってきた。こういうときこそ、という雰囲気になった」とGK山岸。後半開始前、この日で年間入場者数のJ記録を更新した大サポーターも、背番号21を大声援で出迎えた。アシストした山田は「ワシントンが取ってくれるのが一番大きい」と念じてクロスを上げた。

 後半23分にも頭で決めてリーグ首位の24点目。

 試合後、父・アントニオさん(64)と熱く抱き合った。4日の天皇杯・静岡FC戦まで公式戦13戦連続ゴールを決めていたが、父の来日後は2戦連続不発。「父が来て点を取れなくなったらブラジルへ帰します」と話していた息子の冗談が本当になりそうな前半だったが、やっと親子で笑えた。「PK(失敗の)2本目はVTRじゃないですか?」とミスをジョークで笑い飛ばした。

 ホーム21戦連続不敗でV王手。次節はアウエーだが「次で決めたい」と主将の山田は誓った。勝てば無条件で決まる。ワシントンが引っ張る浦和が26日、一気に初栄冠をつかみとる。(須田雅弘)

■データBox
●…浦和は昨年9月24日の横浜M戦からホームで21試合連続負けなし。00−01年に磐田が記録したホーム20戦連続不敗のJ記録を更新した。今季ホームは全16戦不敗。シーズン記録も伸ばした。
●…入場者数は今季最多の5万7781人。これで今季ホーム入場者数は71万2508人で、昨年新潟のJリーグ記録68万1945人を超えて史上最多。来月2日の最終節・G大阪戦の前売り券も完売しており、クラブが年間目標に掲げた75万人突破も確実。

◆浦和FWワシントンのPKを2度同じ方向に飛んでセーブした甲府GK阿部
「顔で(コースが)分かった。ブラジル人はやられたらやり返そうとするから」

オシム監督視察
 日本代表・オシム監督が浦和−甲府を視察。浦和が初Vに近づいたが「まだ分からない。(次節対戦の)FC東京はG大阪にも川崎に勝っているし、浦和にとっても簡単ではない」と語った。左ひざ痛で離脱中の浦和DF坪井と言葉を交わし、状態をチェック。またセルティックMF中村俊輔の欧州CLでの活躍には「今回が初めての活躍ではないし、これが最後の活躍でもないだろう」と相変わらずの“オシム節”だった。

★定期に意見交換

 日本サッカー協会川淵三郎キャプテンは23日、日本代表のオシム監督と定期的に意見交換していくことを明らかにした。これまで一定の距離を置く方針だったが、前日22日、双方の夫人を伴って都内で初めて会食。育成問題などで約3時間も激論を交わしたという。同キャプテンは「本音で話せてよかった。彼は代表を強くするだけでなく日本に貢献した証を残したいと言っていたし、今後は話す機会をつくって問題点を指摘してもらいたい」と話した。(金沢市

★FC東京・平山、V阻止だ!
 J1第32節(23日、FC東京1−2横浜M、味の素スタジアム)FWルーカスの3戦連発となるPK弾で先制するも、終盤の2失点で1−2逆転負け。U−21日本代表FW平山はフル出場した21日のU−21韓国戦から中1日と疲労が残るなか、1−1の後半39分にスクランブル出場。しかしチャンスを作ることはできなかった。26日はホームで優勝に王手をかけている浦和と対戦。同試合後にアジア大会のためドーハへ出発する平山は「ボクらは空気が読めない。(浦和の)優勝を阻止してドーハに行きます」と今季リーグ戦ラストゲームでの奮闘を誓った。


あーあ言っちゃった・・・。