鳥栖記事メモ
１─２の逆境をはね返し、追いついた終了間際の逆転劇。「チーム一丸でサガン（砂岩）魂を見せられた」と岸野監督。最後まであきらめない姿勢が、この結末を呼び込んだ。
「『監督のために』という思いは、みんな内に秘めていた」とＭＦ島田。２５日の甲府戦で敗れ、Ｊ１昇格が遠のいた。岸野監督の今季限りでの退任も明らかになった。意気消沈してもおかしくない状況をイレブンはパワーに変えた。
ヒーローはハーフナーだけではない。ＭＦ山瀬の華麗な先制弾と、ＤＦ渡邉の全身をいっぱいに伸ばした同点シュート。いずれも自らの特徴を出してゴールをこじ開けた。ＭＦ島田も精密なキックで相手をじわりと追い詰めた。広島・ペトロビッチ監督は「チームとしてしっかり戦っていた」と鳥栖のひたむきさに脱帽した。
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