エジをいじめる暢久(笑)

もう少し早くこういう記事を読みたかったな、報知さん。

◆J1第33節 京都1−0浦和(28日・西京極) 全身からにじみ出る悔しさを、うまく隠せない。出場6戦ぶりにゴールを奪えず、完封負け。「すごく難しい試合だった」。エジミウソンは肩をガックリ落としてロッカーに引き揚げた。

 04年の来日以来、ゴールを量産。昨年の11点でJ1新記録の5年連続2ケタ得点を達成すると、今季も7月11日・広島戦で10点を突破した。堂々たる記録を持つ点取り屋。だがチーム内における立ち位置は「いじられ役」だ。
 風呂に入ればいつもチームメートに背中をはたかれ、ロッカーにはイタズラを仕掛けられる。「あいつは面白いから、いつでもターゲットになる」とMF山田暢。7月には父・シルバさんがブラジルから来日して2か月滞在したが、その間は7戦無得点。帰国直後の9月27日・横浜M戦から5戦連続ゴールを決める間の悪さもまた“いじり”の対象になる。ムードメーカーとしても、チームに欠かせない存在だ。

 本人は「オレはエディ・マーフィーに似ている」と世界的な大物コメディアンを気取るが、周囲の声は浦和在住タレントのボビー・オロゴン似。「会ったことないがオレの方がかっこいい」と主張し、すかさず試合用スパイクに「ボビー・オロゴン」の刺しゅうを入れるノリの良さもまた、愛されている。

 「体が強いから損してる。シミュレーションが下手」とクラブ関係者が苦笑いするように、前線のターゲットとして体を張るが、倒されても中々ファウルがもらえない。それでも“素”で積み上げたゴールは90。「オレの仕事はゴールを決めること」。6年間、サポーターに笑顔を届け続ける“演技”の苦手なエンターテイナーだ。

 ◆エジミウソン・ドス・サントス・シルバ 1982年9月15日、ブラジル・バイーア州サルバドール市生まれ。27歳。FW。19歳でブラジルの名門・パルメイラスでデビューし、2004年に新潟移籍。08年から浦和に加入した。J1通算179試合出場90得点。04〜09年に6年連続2ケタ得点を記録している。利き足・右。183センチ、77キロ。既婚。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20091129-OHT1T00051.htm