今日の紙面 10/30【浦和レッズ】

2冠奪取へ、浦和が試練の8日間3番勝負

 おくすることはない。20歳のMFは迷うことなく言った。「ここを乗り越えないと何も見えてこない。いい試練だと思って戦う」。

 ナビスコ杯決勝は長谷部にとって、リハビリ中だった10月11日にチームが準決勝を突破し、周囲の懸命の治療があったからこそ立てる舞台。ともにリハビリに励んだMF山瀬、DF坪井ら戦線離脱中の選手の気持ちも分かる。ナビスコ杯ではニューヒーロー賞の有力候補だが「賞より、とにかく優勝したい。賞はMVPもありますから」と冗談めかして3連戦での活躍を期するのは、周囲への感謝の気持ちの表れでもある。


エメルソン“代役”CK志願

 「曲がるボールも昔から蹴っていた。カーブをかけて蹴れば得点パターンが増える」と胸を張るエメルソン。三都主も「エメもいいボールを蹴るから助かる。CKだけじゃなく、FKでもアイコンタクトで蹴り分けたい」とニヤリ。“キッカー・エメ”が浦和を勝利に導く。

エメルソン、終身日本で

「妻も日本が好きだし、来年4月には子供が生まれる。これからもここ(浦和)で仕事をしたい」と語った。中村強化部長は「本人も希望しているなら契約更新は当然」と、今季終了後にも長期の新契約を結ぶ可能性があることを示唆した。

C大阪、浦和いじめで逆転残留だ

 大久保も浦和に対するイメージはいい。デビュー以来、浦和戦4試合に出場して4得点。2得点を決めて6―4で勝った昨年の第1ステージの6点目をベストゴールに挙げ、自らの公式HPのトップページに載せるほど気に入っている。「浦和はやりやすいイメージはある。闘莉王? 前には強いけど大丈夫。内緒だけど、抜き方は分かっている」と話した。

浦和レッズ サポーター通信 〜初ステージ制覇へ向けて死に物狂いで戦え
レポート/ジョージ・ベター


 強豪相手に四つに組んで勝つことが出来た。ただ、まだいくつかの問題点がある。セットプレー、3バックの弱点であるサイド、ゾーンディフェンスの弱点の2列目の飛び出しと逆サイドのマークなどと、中長距離のシュートがほとんどないことだ。ただ、いつも自分たちのサッカーが出来るようになっている点は最大の進歩だろう。