レッズユーススペイン遠征現地レポ その1【浦和レッズ】

このブログを発信し始めてから、8ヶ月ぐらいになるが、レッズユースのスペイン遠征についての現地レポキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
 リョウヤさんからのレポが届いたので、アップさせていただく。

 まだブログは製作中のようだが、これからユースの事とかも取り上げていくようなので、ご覧いただければと思う。

 リョウヤのバルセロナ留学記
 http://pixypixy.exblog.jp/


05.03.18 レッズユース スペイン遠征!
レッズユースが、スペイン・カタルーニャ州、コスタ・ブラバで行なわれる「MEDITERRANEAN INTERNATIONAL CUP2005 略称:MIC’05」に出場する為
3月22日(火)〜30日(水)の期間でスペイン遠征を行ないます。
遠征には、スタッフ5名、新2・3年生の選手21名が参加予定です。
「MIC'05」は32チームが参加。レッズユースの他にバイエルン・ミュンヘンマンチェスター・ユナイテッド、PSG、アヤックスポルト等のユースチームが参加します。
・大会方式:
参加32チームを8グループに分け、4チームによるリーグ戦を実施。
上位2チームが決勝トーナメントへ。
決勝トーナメント進出チーム以外も全て順位決定戦を行なう。
試合時間は50分(25分ハーフ)
・日程:
3月23日(水)13:00vsアトレチコ・マドリードU−17
3月24日(木)14:00vsUE CASSA(カタルーニャ州)/19:00vsCF AMPOSTA(カタルーニャ州
3月25日(金)〜27日(日)順位決定戦及び親善試合

■大会の方式
交代は何回でもOK(一回アウトした人間でも入れる)
時間は、前半25分‐ハーフータイム1〜2分‐後半25分。
レッズユースも他のチームと同じく、ローテーション制をとり、2試合に一回は全員出るぐらいの頻度で試合中の選手を入れ替えた。



アトレティコ・マドリー
・スコア:0−1で負け
・スタメン: →フォーメーションの図が崩れるので、画像もつけておく。
 オオハシ

コマツヤス コマツユウシ ツツミ

 カナオヤ マスダ
ニシザワ ウガジン
 ハギオ

 セルヒオ コイケ


・試合評(交代メンバーわからず)
アトレティコが前から強いプレッシャーをかけてくる。レッズは押されて、中盤、もしくは浦和陣内にて試合が進んだ。この日はセルヒオの調子も悪く、中盤ではなんとかボールはつなげられるもののシュートまで持っていく攻撃の形が作れない。
セルヒオはこの4週間で、一度アルゼンチンに帰り、日本→スペインと3回長距離の飛行機に乗っている。自身でも「それを言い訳にはしたくないけれど・・」と言っていたものの、長距離移動に起因するコンディション不足もあって、試合についていけなかった感じ。
DFラインでは余裕をもってボール回しが出来ていた、カバーリングも上出来。なんとか無失点でしのいでいたレッズだったが、後半ロスタイムにハーウェイちょい前で相手FKをとられた。軽くサイドに開いた選手から、シュート性のボールがゴール前に入り相手選手につま先で合わせられて失点。レッズの方もセットプレーやDFラインの裏を狙った攻撃もあったが、微妙にあわず惜しくも敗戦となる。

・監督コメント
よくやったけど、集中力が足りなかった。コンディションも整っていなかった。もっとやれるはずだけど・・・。試合のなかでスペインのサッカーにもっとなれて個人が成長していかなきゃならない。相手の印象としては、もっとやってくると思ってた。でも、ひとりひとりの判断や技術は上だった。

・セルヒオコメント
最初の試合だし時間が少なかったから、何も出来なかった。今思うと、前半は相手の分析、後半からもっと行けたかなぁと思う部分もある。プレッシャーはすごかったけど、負けてない。この大会はハーフタイムがないから、監督じゃなく選手達で考える必要がある。




■UE CASA(カーサ:カタルーニャのチーム)
・スコア:3−1で勝利
・スタメン:
 ヤマダテツ

ヨシダ コマツユウシ ノジマ

 ヒロセ サトウ
ヤマダ ウガジン
 セルヒオ

 イチカワ コイケ

・試合評
前半一分たたないうちに、ウガジンからノジマへのバックパスをさらわれて、相手に先制される。それで火がついたレッズは、その5分後ぐらいにセルヒオがコイケと2回のワンツーから抜け出して、セルヒオが同点弾ゲット。さらにその2〜3分後、セルヒオの蹴ったCKにノジマがあわせて逆転。その後もチャンスはあったが、レッズのちょっとしたミスからピンチを招く。相手のラフプレーでちょっと荒くなったようだ。ヒロセ→ツツミ。イチカワのジャンプ力は相手からしても脅威となっており、両FWのポストプレーも通用していた。
後半、交代したタナカコウがロングシュートを決めて3−1。後半もレッズペースで進む。ただ前がかり気味になって、左右に振ったりといった変化をつけた攻撃も必要だと感じた。日刊スポーツグラフに書いてるライターの塩谷さんも、「緩急が必要」と言う。3バックは安定感に少しかけ、競り合いでは勝っていたが、裏をとられたりという面も目に付いた。コイケはキープもパスのはたきもできて攻撃の起点になっていた。サトウは安定した力を発揮して大絶賛。彼は人をかわすのが好きらしく、パスの制度も高い。

・交代メンバー
ウガジン→田中、コイケ→ムラマツ セルヒオ→ヒロセ




■CE AMPOSTA(アンポスタ:カタルーニャのチーム)
・スコア:3−0で勝利
・スタメン:
 ヤマダテツ

コマツヤス ツツミ ノジマ

 カナオヤ マスダ
タナカ ウガジン
 ハギオ

 コイケ ムラマツ

・試合評
前の試合でイチカワが負傷して退場。後の試合は全て欠場している。このチームが一番弱いという前情報を知っていたため、選手たちに気持ちの緊張感が足りなかった。実際に試合が始まると思ったよりもプレッシャーがきつかったため、開始から押されて、思い切ったプレーが見られない。レッズもミスが目立つし、ボール回しもできなくて、こぼれ球を拾ってもつなげなかったり、ボールが収まらなかったりしたようだ。ハーフタイムでFWコイケに代わってスズキ。
後半10分ぐらい。左サイドの25mぐらいのとこからFK。ハギオがニアを狙って蹴ったボールは壁に当たって逆に飛んでゴールイン。後半15分、ニシザワが右サイドから中央のスペースへドリブル。DFを1人かわして、GKと一対一で決める。この辺から相手が3トップになって、レッズは4−4−2へ変更(カナオヤがサイドバックに)。22分にムラマツが3点目。左サイドから深くえぐって、ハギオにパス。ハギオが中にいたフリーのムラマツに出して、一対一から決めた。マスダはパスも散らして、DF能力も高く、視野も広い。

・スタッフの観想
スタッフ陣は、この試合について「ヒドイ」との観想を抱いている。特に前半の出来は最悪。「スペイン3試合目なのに、相手の戦い方に慣れていなかった」と。


★2位で決勝トーナメント進出キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!




■決勝T一回戦 EF PRAT BLAUGRANA(プラット・ブラウグラナ:カタルーニャのチーム)
・スコア:1−1からPK負け
・スタメン:
 オオハシ

ツツみ コマツユウシ ノジマ

 サトウ マスダ
ニシザワ ヤマダ
 セルヒオ ハギオ

 スズキ

(セルヒオorハギオがあがって、2トップを組むような形)

・試合評
相手は4−4−2。前半10分に右サイドバックのツツミから、FWスズキにパスが出る。いったん相手にボールをとられるも、スズキが粘って奪い返し、中のセルヒオにパス。セルヒオの近くには2人のDFがいたが、その2人をトラップで置き去りにすると、もうひとり寄ってきたDFをシュートフェイントで交わし、右のアウトでコースを狙ったシュートがGKをしっかり交わしてミラクルゴール!その後もチャンスはあったが、決定力に欠けるレッズ。相手の体をはったDFに追加点とれず。その相手の姿勢にはスタッフもビックリしていた。後半になっても初めの方はパワープレイで責められる。相手が3トップに変えてきたので、レッズもマスダ→コマツヤスにかえてシステムを4‐4‐2に変更して対抗。交代から数分後、相手のロブパスがレッズのDFラインの裏に出る。完全にオフサイドだったが、審判はとらなかった。抜け出した相手FWに、コマツユウシが追いつくものの、スライディングしてPKをとられる。これが決まって、1−1に。
失点後はこう着状態。レッズペースだったが試合全体を通じて守備的になってしまい、ひとつひとつのラインの距離もあいてきた。セカンドボールがなかなか拾えない状態。チャンスもあったが、焦りからか判断ミスが続いて、ボールを失う。セルヒオが孤立する場面も。セルヒオに変えてムラマツを投入し、またセルヒオに指示を与えて入れる。ヤマダ→ウガジンの交代。

塩谷さんのコメント「ひとつひとつのミスが次のプレーに影響を与えている」。
試合は延長ナシのPK合戦へ。相手が先行。


(その2へ続く)