中の人の大原練習レポ 4/24【浦和レッズ】

初めて大原に行った仲間のKさんのレポを許可を得て転載アップします。
俺自身、読んで元気が出たので、長文ですが是非読んでいただきたい。

 えーセレッソ戦でネガになった状態は回復しなかったのですが、まあ何かしないとねと思い大原練習場に行って来ました。その道中のことは他の日記に書いたので、練習の中でレポートというか気づいたことを書いてみようかと思います。
(ただ僕はこれが初めての大原なので、通常状態との比較ができずにいい加減な推測をしている部分もあります)

 あと長文すぎて校正する気が萎えたので、誤字脱字、乱文乱筆失礼

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 まず、長めのミーティングを行っていたようで開始予定の11時になっても練習が始まらず、始まったのは11時50分ごろでした。
 芝生を休ませるためでしょうか、クラブハウス手前のグラウンドは使用せずに奥のグラウンドを使用しました。

 長めのミーティングがどういう影響を選手たちに与えたのかはわかりません。
 ただ別に険しい顔をしている選手はおらず、みんな笑顔だったように思えます(エメ・内舘・アルパイ・アレックスは、このときはいません)
 ただ闘莉王が「こんな気分の悪い誕生日は初めてだよ!」と大声で言っていました(笑顔ですが)
 ミーティングでは結構、痛い話をしていたのかもしれませんし、単純に昨日負けたからかもしれません。
 あとこの後の練習でもそうですが、岡野がとにかく声を出していました(いつも?)
 ただ面白いことを言うというよりは、厳しく締めていこうという感じで笑いは少なかったです。
 最初にみんなでゴールポストを練習用に運んでいたのですが、岡野が山田に対して「おい、暢久!、お前もやれよ!」と何回か叫んでいました。山田は苦笑いしながら「いや、俺は…」と何か言っていたのですが聞こえませんでした。まあ肩を脱臼して間もないからしょうがないとは思うんですが、ギャグっぽくない声だったのが、ちょっと気になります。

 練習前に、全員でギドの話をみんなで聞きます。ミーティングの後ですが、もう一度ということかもしれません。何を言っているのか全く聞こえないのが残念。
(ここでギドは退場かな?)

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 さあ練習開始。
 ネネと岡野、山田を除く昨日の出場メンバーはウォーキング→ランニング→ストレッチというメニューをこなします。まあ笑顔で話しをしながらの様子ですが、達也が毎回話している相手が変わって、位置も違っているのが特徴的かな。あと長谷部が2点目のクロスを出させてしまったことについて反省の弁しきり。お前の向上心に期待したい。

 山田はゲルトと話し込みながら何周もウォーキングしていました。ふたりとも談笑というわけではないので、昨日の試合のこととかミーティングのこととかを話していたのではないかと思います。キャプテンっぽいです。

 途中、ネネ、アルパイ、内舘、ちょっと遅れてアレックスがランニングを個別に開始。なぜか出場メンバーたちとは逆回り。
 アルパイがかなりピッチをあげてランニングしていたのが印象に残ります。
 練習をまじめに行うという噂の通りです。GENさんが書いていますが、僕も「だ、段幕はないのかっ!」と焦ってしまいましたw
 明日で全く問題はなさそうです。
 アレックスは、さらに坊主度増してました。ツルツルに近いです。藤田の加入を控え、これでレッズのフサフサ度もアップ…すいません、まちがえました、もういいです。

 ちなみにエメはグラウンドには現れず。帰り際に車に乗るのは見えたのでミーティングには来ていたそうです。室内でなんかやっていたのかな?

 残りのメンバーはランニング→四人一組のパス回し練習→ミニゲーム胸元へのロングパスの練習→ロングボールをポスト役にあてて、シュートの練習と行っていました。僕はサブ組のメンバーの顔をちゃんと覚えていないので、自信ないレポートになりますが、結構面白かったです。
ここは箇条書きで…

■四人一組のパス回し
コーチが一回練習を止めて、パスを出す相手の動きだしを見てから、スペースに出すように強調していました。今の浦和には足りないことなので、ミーティングの成果?とうがった見方をしてしまいます。

■胸元へのロングパス
これは岡野と酒井がコンビが目立っていて、酒井がなぜか胸元へのロングパスが出せない状態なので、厳しい声を出して叱咤していました。酒井は技術力のある選手だと思っていたのだけどちょっと意外。そして岡野は、ちゃんと出せているのも意外(失礼!)
岡野の厳しさが出てて場が引き締まっています。

ミニゲーム
ビブスなし:岡野・酒井・大山・梅田・サントス・西谷
ビブスあり:南・近藤・細貝・セルヒオ・赤星・新井
(このへん、西谷と赤星がわからずに混乱w)
キーパーは山岸・徳重・加藤でローテ

 (1)声がとにかく出ていた。
 特にキーパーと岡野。キーパーの中では徳重
 上下関係のない、厳しい注意・指示・叱咤でした。
 (2)結構激しいボールの取り合い
 (3)技術的に目立つのは、新井、大山、セルヒオ
 (4)動きで注意されていたのは、セルヒオと南
 (南はミスもあるけどツッコミやすいんだろうなあ)
 (5)柱谷から給水の指示(さすがに札幌時代とは違うわな)
 (6)最初はビブスありが圧倒的な点差をつけるが
 中盤以降はビブスなしが猛追という感じ

 印象的にはセルヒオのボール保持時の攻撃面でのすごさと守備面でのもろさが目立っていました。そのへんが、まだまだユースの荒削りさかな?
 みんながセルヒオに対して声をかけまくりなのは期待のあらわれと、動きのつたなさでしょう。
 「点をとったら喜べよ!」という岡野の声に、控えめに喜ぶセルヒオ萌えw

■ロングボールをポスト役にあてて、シュートの練習
 一人ポスト役をたてて、その人へロングボールをあて、出して貰ったボールをダイレクトでミドルシュートという練習です。
 ロングボールを上手く出せない選手、ポストを上手くこなせない選手に対して岡野が厳しい口調で叱咤しているのが印象的でした。
 「おい、お前は今回は終わり!」とか「しっかりやれよ!」とか、いいっす。

 上手いなあと思ったのはセルヒオ。トラップとシュートがとにかくしっかりしてます。
 基礎技術はあきらかに逸材でしょう。
 酒井はここで見せます。徳重相手にループシュートを決め、喝采をあびます。
 いや徳重に対するレギュラー組(ストレッチ終了後見学)のはやし立てる声とボールを投げつける徳重のお茶目さにはワラタ

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■練習後、小ネタ
 練習終了後、永井が赤星を引き連れ、加藤を相手に居残りフリーキックの練習。
ペナルティアーク付近にボールをおいて、結構決めていました。ただ壁がいないので本番ではどうかなあ。でも気分のよくなった永井は「俺、試合でも蹴ろうかなあ!」と言っておりました。

 酒井も一瞬だけFK蹴りますが、永井がそれに気づいておらず「ともちゃん!存在感消すなよ!」と叫ぶ。他からも「ともちゃん、ミニゲームで声出していなかったでしょ!」という鋭いツッコミ

 赤星は最初はそれにつきあっていましたが、その後はリフティングを開始。やべっちで伸二が見せたヤツをそのまんま練習してました。ていうかほとんどできてましたw
 どうやら彼はゴールを運ぶ際の手伝いのために残っていた模様。
 その後、加藤がひたすら永井とTシャツやジーパンを賭けてPK練習をやっていたのが印象的。加藤、お前のことがよくわかって俺はうれしいやら悲しいやらw


 あとはボールを片づける細貝に山岸が弾道の高いボールのワントラップを要求、ことごとく失敗する細貝(山岸は一発で決める)こぼれ球を拾ってやろうとする永井を見て
みんなが細貝をはやし立てる「おーアンダー選出は違うよなー、拾わせるのかー」「わー!」焦る細貝。萌タンカワイイヨ萌タン。

あとサントスがとにかくいろんなヤツに技をかけられているw
ううむ…おもちゃなのか?

帰る酒井が永井に飯の相談。
酒井「出前とるけど、いる?」
永井「とるとる」
酒井「カモ汁?」
永井「えー?いやカツ丼とカモ南蛮そば!」
柱谷「あ、おれもおれも」
酒井「え、カモ汁?」
柱谷「うーん」
永井「ともちゃん、おれカモ南蛮そばとカツ丼だからね?間違えないでね?」
酒井「うんうん、で、カモ汁にします?」
柱谷「あーそれでいいわ」

酒井よ、カモ汁になにかこだわりがあるのかよw

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全体的にミーティングの内容を予想すると
「動きだしとパスの見直し」
「ポストプレイの確認」
「声だし」
「引き締めていこうぜ」
という感じだったのではないでしょうか?

岡野がとにかく厳しい声だしをしていました。ギャグはかなり少な目。
レギュラー組のランニングが終了して、クラブハウスに帰るときに「お前ら、反省しろよ!」という声にハッとさせられました。
彼が事態を重く見て、憎まれ役をかって出ているところは頭が下がります。
やっぱ、この男が戻ってきてくれてよかった。
去年のガンバ大阪戦後に、岡野の言葉でチームが変わったことを思いだしました。
永井の居残り、岡野の叱咤、長谷部の反省が心にしみます。

もう一度やってくれ。お前らならできる。

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気がついたらネガは消えていた。
エコパへの心の準備にとりかかれそうです。
もう一度、僕の誇りをとりもどしに行きます。