今日の各紙 4/29【浦和レッズ】

ブッフバルト監督 微妙判定に激高

 【浦和2―2磐田】温厚な浦和・ブッフバルト監督が微妙な判定に激高。試合後に岡田主審に食ってかかり、MF三都主やGK都築に止められた。発端は後半40分のPKを取られた場面。DF内舘は「当たっていない」と主張したが、認められずに2点目を奪われた。会見で指揮官は「素晴らしい笛をありがとうとあいさつに行っただけ。たとえ、きょうのような判定をしたとしても、昨年のチャンピオンシップでエメルソンが倒されてPKにならなかったとしても審判はベストを尽くした」と嫌味たっぷり。開幕の鹿島戦以降、微妙な判定続きで17位に低迷。引き分けに持ち込んだのがせめてもの救いだった。


浦和 後味悪い“痛恨”ドロー

 「触っていない。審判はしっかりやってほしい」と内舘は主張。抗議して警告を受けた都築も「今まで見た中で一番ひどいPK。抗議したら審判に“黙れ”と言われた」と憤然とした。

 森孝慈GMは「ビデオを見て、おかしければ意見書の提出などを考える。ただ、コミッショナーからは都築の抗議や試合後の監督の行為に対して冷静にやらせるように注意された」と話した。後味の悪い引き分け。順位は17位に下がった。


第8節(2005年4月28日、木曜日)
またまた、継続こそチカラなり・・(ジュビロ対レッズ、2-2)


 それに対してレッズ。時間の経過とともに、レッズとジュビロが展開するサッカーの質の差が、より明確に見えてきたものです。レッズが守備で魅せる連動性は、確実にジュビロの上をいく。また、重要なシーンでのボールなしマーキングも忠実で効果的。だからジュビロはウラのスペースを突いていけない。要はレッズの方が、より深く「主体的な守備意識」が浸透しているということです。また攻撃でも、シンプルにやるところと個人の勝負が、よりメリハリが効くようになってきている・・それがあってはじめて、ヤツらの「個の才能」が最大限に活かされる・・エメも、ごり押しせずシンプルにパスを回したり、自分がオトリになってスルーバスや決定的クロスを通したりと実効ある攻めを魅せた・・とにかく後半に、組織プレーベースで作り出したチャンスの量と質は、まさにリーグトップレベルでしょう・・。

 とにかく、勝てなかったことは確かな事実ですからね。誰でもフラストレーションは溜まりますよ。とはいっても、私のテーマは、「内容は決して悪くないのに、それに正当な結果がともなってこない場合、往々にしてサッカー内容にも心理的な悪影響がおよんでくるもの・・今のキビシイ心理環境のなかで、レッズが、攻守にわたる主体的で前向きなチャレンジをどのくらい継続していけるのか・・そしてそれが、いつ、どのようなカタチで報われるのか・・ほんのちょっとしたキッカケで勢いよく回転をはじめるに違いない善循環サイクルのキッカケは?・・もしかしたら、そこで決定力と呼ばれる現象の本質まで明確に見えてきたりして・・」といったモノだから、観戦モティベーションは、戦績とは関係なく高まるばかりなんですがネ。とにかく今のレッズにとってもっとも大切なキーワードは、何といっても「継続こそチカラなり」なのです。