ニッカンのナギーカムバックきぼん!〜代表の取り上げ方に物申す〜

最近のレッズの記事が永井さんでちょっと嬉しい俺ですが。
代表の事について書かれています。ちょっと抜粋。

記者コラム「見た 聞いた 思った」 - nikkansports.com: 「内輪感」の心地悪さ:永井孝昌

 元選手の解説のつたなさや、サッカー好きを自任するアナウンサーやタレントの増長っぷりも内輪感に拍車をかける。例えば語尾にね、いちいちね、ねがね、ついてね、内容よりも口調に気が散ってしまうような解説。海外サッカーの鮮やかなゴールシーンに「エッキシャイティン、ゴゥッ!」と叫んでしまうアナウンス。選手経験を踏まえた的確な解説や、冷静かつ巧みに試合を伝える実況も少なからず存在するだけに、そうしたある意味の未熟さ、計算された自己陶酔の演出が一方で放置され続けている現実が「何興奮してんだかよく分かんねえや」という内輪感を助長している気がして仕方ない。

 この10年で、日本サッカーは急激に成長した。ファンの目も肥え、日本代表の試合なら何でも見たいという一時期のブームは取捨選択の時代へと移行しつつある。だからこそ今、サッカー界全体がさらに成熟するために伝える側が要求されているのは、サッカーをサッカー好きのためだけのものにしない内輪感、排他性の打破なのではないか。

 「後半も見逃せません」と連呼してCMに突入し、選手にやたらとニックネームをつけるバラエティー的手法で試合をショーアップすることも、時には必要なのかもしれない。だがその手法も度が過ぎれば内輪感を加速させるばかり。力ずくで盛り上げようとするえげつなさは、内輪のファンすら興ざめさせる。主役となるべきは選手であり、試合そのもの。「ゴ〜〜ル」と叫ぶアナウンサーの肺活量ではない。