今日の各紙 20050925【浦和レッズ】

WEBサッカー報知
坪井も離脱か…頸ついねん挫
J1第25節
 浦和は昨季のJ1チャンピオンシップで惜敗した宿敵、横浜Mと0―0ドロー。勝ち点1は取ったが、その代償はあまりにも大きかった。


 後半22分に悪夢が起きた。相手のセットプレー。エリア内で横浜MのDF河合と競り合った日本代表DF坪井慶介(26)がピッチに倒れ込んだ。「頭がぼんやりしている」という坪井は途中交代。「たいしたことがなければいいが…」と日本代表・ジーコ監督も心配顔。さいたま市内で検査を受けたが、脳震とうと軽い頸(けい)ついねん挫。左太もも肉離れで全治4週間のDF闘莉王に続き、長期離脱の危険性も浮上した。

 優勝戦線に生き残りたい執念は13本のシュートとなって表れた。しかし「勝ち点3を失ったという感じ」とMF鈴木。MFポンテは「(優勝争いに)勝ち点1では足りない。だが、まだ残り9試合ある」と必死に前を向いた。赤い悪魔が再び正念場を迎えた。




浦和3位死守も坪井が激突で負傷…詳しい診断は25日に

 J1第25節・第1日(24日、浦和0−0横浜M、埼玉)浦和はDF闘莉王が負傷欠場、MF長谷部らが発熱明けという厳しさの中、貴重な勝ち点1を得て3位を死守した。ただ、後半22分に相手DF河合と激突したDF坪井が脳しんとうと頚椎ねんざ(むち打ち)で退場するアクシデント。「気付いたらぶつかってた。頭が痛いとかはないです」と試合後はしっかりした口調だったが、詳しい診断は25日の様子を見てから下されることになった。

◆浦和とのスコアレスドローに横浜M・岡田監督 
「点は取れなかったが、選手は気持ちで負けず、生き生きとしたサッカーをやってくれた」




5万サポーターの前で無得点ドロー

 勝ち点3は遠かった。浦和は9試合ぶりの無得点で不完全燃焼のドロー劇。約5万人で埋まったスタンドは試合終了と同時に不気味な静寂に包まれた。浦和のブッフバルト監督は「拮抗(きっこう)した同士で妥当な結果」と悔しさを押し隠した。

 堅守の横浜Mの術中にはまった。サイド攻撃を封じられ、たまのミドルシュートも打たされた感が強かった。MF長谷部は「ヘッドが強い相手に、前に蹴ってボールを失う悪循環。シュートも枠に飛ばなかった」と単調な攻撃を嘆いた。

 首位接近に失敗したMF鈴木も「いいゲームをしても勝てないのは駄目」と険しい表情。そんな暗いムードの中で、FW田中達は「勝ち点1は満足じゃないが、横浜M相手にしようがない。残りを負けないように」と気持ちを切り替えた。


浦和逆転V遠のく、DF坪井も負傷/J1 - nikkansports.com > サッカーニュース

 逆転優勝を狙う浦和が、横浜と0−0で引き分けた。後半19分にはDF坪井がセットプレーの守備で相手と交錯し、脳しんとうを起こし負傷退場。精密検査の結果は今日25日に出るが、次節(10月2日)のC大阪戦に影響することも考えられる。DF闘莉王を左太もも裏の肉離れで欠いた上に坪井までリタイアすると、逆転優勝はさらに難しくなる。

 10日の大分戦を1−2で落として優勝をあきらめかけたが、上位陣も取りこぼすなどで優勝への望みがつながっている。しかし、首位との勝ち点差が縮まらない現状に、ブッフバルト監督は「残りの試合数が減るほど、上にいくのは難しくなる。勝たないと上との差は縮まらない」といらだった。首位G大阪も引き分けたため、勝ち点7差はそのままで1試合を消化する結果となった。