今日の各紙 20051102【浦和レッズ】

サッカー報知WEB
浦和の守護神・山岸復活
3日天皇杯、12日リーグ戦先発


 赤い悪魔の「背番号1」が復活―。浦和GK山岸範宏(27)が、3日の天皇杯4回戦山形戦(駒場)と12日のリーグ戦天王山、G大阪戦(万博)で先発復帰することが1日に分かった。

 「チャンスが来た? 来ただけで喜んではいい結果は出ない。山形は難しい相手。(G大阪戦は)今の状況では一番大きな試合だけど、34試合の1試合に過ぎない。0点(無失点)で勝てれば一番いい」眼前の天皇杯初戦と、奇跡の逆転Vをかけた大一番に燃えた。

 待望の出番だ。今季好調だったGK都築が、累積警告でG大阪戦は出場停止。今季開幕前の熊本キャンプ中に左肩を脱きゅう。長期離脱を余儀なくされ、今季トップチームでの先発は6月11日のナビスコ杯新潟戦のみだった。

 山岸は昨季の第2S優勝の立役者。都築の負傷離脱で第4節から11試合連続出場し、8勝1分け2敗で勝率はなんと72%だった。「ゲームで得るものは少ないから、目から入る情報が大事」。控え生活でも「でかいのに器用」と話す現在世界最高のチェコ代表GKツェフのプレーをテレビで研究してきた。「出てない間の伸びしろを見せたい」という深紅の門番がゴールを死守する。


埼玉新聞WEB
http://www.saitama-np.co.jp/news11/02/05r.htm
“守護神”山岸が先発へ 3日から天皇杯4回戦 J1浦和


 浦和は1日、さいたま市内で約1時間半、非公開練習した。

 ブッフバルト監督によると、紅白戦などをこなし、腰痛の永井、足首などに痛みのある都築は別メニューだった。29日の川崎戦で右足を痛めた平川は診断の結果、右足ハムストリングの肉離れであることが分かった。山形との天皇杯のGKには山岸を先発させる考えを示した。

 ブッフバルト監督は状態のいい選手を優先的に起用する方針で、「(山形は)守備を厚くしてカウンターを狙ってきそうだ。ものすごく大切な試合」と気持ちを引き締めていた。

地力の差を見せて勝利

 J2や日本フットボールリーグ(JFL)勢がJ1勢を倒す功名心に燃える天皇杯。毎年、波乱はつきものだが、浦和はリーグ優勝を争っているプライドを見せ、地力の差をはっきり示して山形に勝ちたい。

 ナビスコ杯を逃したからこそ、なおさらタイトルにこだわりたい。リーグ戦では12日に首位G大阪との大事な直接対決も控えている。大宮戦、川崎戦の直近2試合で計3ゴールを決めている三都主は「G大阪戦もあるし、気持ちの面でダウンするような戦い方はしたくない。チームに自信をつけ、3試合連続得点を狙っていきたい」と闘志をのぞかせる。

 GKは熊谷高出身の山岸が先発する。今季は6月11日に行われた新潟とのナビスコ杯予選リーグ最終節に出場しただけだが、サテライトなどで地道にプレーしてきた。G大阪戦は都築が出場停止とあって、守護神に掛かる期待は大きい。山岸は「試合勘が落ちている感じはない。しっかり結果を出したい」と話す。

 一度は絶望的になったリーグ優勝が現実味を帯びてきただけに、高いモチベーションもプラス材料になりそうだ



埼玉新聞WEB
地元の判断を優先 「県民理解の範囲で」 レッズ出資で知事
http://www.saitama-np.co.jp/news11/02/04p.htm



 サッカーJ1の浦和レッズが五億円の増資方針を固めたことを受け、県の出資の考えを聞かれた上田知事は一日、「地元の熱狂的なファンに支えられたチームであり、県が先行するという話ではない」と述べ、地元企業やさいたま市の判断を踏まえて対応していく考えを示した。同日の定例会見で述べた。

 知事は「まだ正式な話がない段階」と前置きした上で、「県が腰を引くとかそういうつもりは全くない。一緒に応援したい気持ちはあるが、考え方の道筋としては、地元企業、地元の行政の順(で判断していくの)が妥当」とした。

 一方で、「もし呼び水的に県と市が一緒に手を挙げた方が盛り上がるというのであれば、同一歩調ということもありうる」とした。レッズとのかかわり方に関しては、「市、県挙げて応援体制がある方がいいが、一方で一企業という限界もあり、県民の理解を得られる範囲で考える」と語った。

 また、埼玉高速鉄道が増資を引き受ける可能性に関しては、「現経営陣が判断すべき事柄」とした。




サッカー報知WEB
小野、古巣で本格始動


 フェイエノールトの日本代表MF小野伸二(26)が、今月中の完全復帰に向けて本格的に動き出したことが1日、分かった。「だいぶ調子は上がって来ました。ボールは蹴っていません。走るのもまだです」。10月14日に右足第5中足骨(小指)の再手術を受けた小野はこの日、古巣・浦和の大原グラウンドに姿を現し、状況を説明。風邪気味で「のどだけ調子が悪い」とかすれた声だったが、順調な回復に笑顔を見せた。

 関係者によると、抜糸した先週から都内のリハビリ施設に泊まり込んで復帰計画をスタートさせた。全治約6週間という当初の診断通り、16日のアンゴラ戦出場は難しいが、今月中にはロッテルダムに戻りチームに完全合流する予定。回復次第だが、早ければ27日、アテネ五輪代表FW平山相太が所属するヘラクレスとの一戦で復帰となる見込みだ。