200051103 天皇杯山形戦コメントetc【浦和レッズ】

11月3日(木・祝) 第85回天皇杯 4回戦
浦 和 2-1 山 形(13:00/駒場/15,772人)

【得点者】
10分 林 晃平
55分 トミスラフ・マリッチ
57分 トミスラフ・マリッチ

【得点シーン】
1点目・・・右サイド酒井からのパスに反応したポンテがペナルティエリア内でパスを受ける。ゴールライン手前までキープし、マイナス方向にマリッチへパス。足で流し込む。

2点目・・・右サイド駆け上がった長谷部からのクロスをどフリーで中にいたマリッチがヘッド。
(多分こんな感じ。訂正・追加あったらコメント欄によろしく)

【選手交代】
34分 内舘 秀樹→堀之内 聖
71分 長谷部 誠→赤星 貴文

59分 高橋 健二→本橋 卓巳
67分 阿部 祐大朗→根本 亮助
74分 佐々木 勇人→小原 章吾

【警告】
85分 鈴木 啓太
88分 堀之内 聖
89分 田中 マルクス闘莉王

24分 大塚 真司
28分 桜井 繁
59分 レオナルド
75分 林 晃平
86分 小林 久晃




【第85回天皇杯4回戦:浦和vs山形】試合後のブッフバルト監督(浦和)コメント [ J's GOAL ]

 「典型的なカップ戦、トーナメントだったと思います。優勢なチームのほうがなかなか試合にはいっていけない。うちのチームにはちょっとした油断があったかもしれませんけれども、下位のチームのほうがそういう点をついて得点をした。点が入ってしまうと試合運びというのもがもっと難しくなってしまうとおもっていましたが、残念ながらそれは避けることは出来ませんでした。前半終わり頃からだんだんリズムを取り戻すことができてチャンスも何回か出来たのですけれども、それを決めることは出来ませんでした。

 後半に入りまして、前線からのプレッシャーをもっと強くすることが出来ました。その中で得点が入りまして、この得点も入るべくしてはいったのではないかと思います。ただもっとチャンスはあって、これは決めなくてはいけなかったのではと思います。最終的に今日の勝利は順当勝ちだったのではと思っています。 ここで、勝ち上がって、次の厳しい試合につなげることができました。

 前回の川崎F戦で山田をこういう形で起用しまして、いいパフォーマンスをみせてくれたので、ここで変えるのではなく起用していきたいと思いました。酒井選手は柏戦で左サイドをやっていて、非常にいいと思いました。山田に関しては十分やってくれたと思います。前半はもう少しやって欲しいなと。後半は攻撃のアクセントになってくれたと思います」

−山田をボランチに、酒井を右サイドに起用した意図は?
この前の川崎フロンターレ戦で、山田は素晴らしいプレーをしてくれた。そこで休ませるのでなく、あえて、今日もプレーさせることにした。酒井は、レイソル戦で左サイドを務めたし、彼は日本代表でも右サイドでプレーしたことがある。永井が怪我をしているので、酒井が右サイドでどれだけできるのか見たかった。酒井は、前半はもう少しやって欲しかったが、後半は攻撃のアクセントをつけてくれた。

−内舘選手が早々に交代したが、ケガの具合は?
足首を捻挫したようだ。それでプレーの続行が不可能になった。明日病院に行くということで、症状が軽いことを祈りたい。



【第85回天皇杯4回戦:浦和vs山形】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]

内舘秀樹選手(浦和):
「左足首を痛めた。スライディングをしたとき、ひどく痛みが出た。来週月曜日に細かい検査をする。歩くのには問題はない。自分ではG大阪戦までにはと思う。試合は難しい試合になるなと思っていた。先制点を取られ苦しくなったが、後半たて直しができた。後半は良かったと思う」

堀之内聖選手(浦和):
「内さん(内舘)が痛めていたのは分かったので、準備はしていた。山形の守備からのカウンターには気をつけていた。ハーフタイムで気持ちを切り替えて、カウンターには対応できた。(途中出場だが)ベンチで見ていて、どういうところが良くないか感じていたので、積極的に試合に入っていこうと意識した。」

赤星貴文選手(浦和):
「短い時間だったけど、勝っている状況なので、緊張せずに入ることができた。監督からの指示は特になかったが「しっかりやってこい」とだけ言われた。攻守にも顔を出せたし、みんなもボールを要求してくれた。前線との絡みを意識し、(先発した選手が)疲れているように見えたので、ディフェンスにも攻撃にも運動量を増やして勢いをつけようと思った。(アレックスにいいボールが入ったが)前にいる選手が呼んでくれてたので、色々な選択肢があった。G大阪戦は厳しい試合になるだろうが、いいアピールになっていればと思う。自分としてはシュートかパスか迷う場面もあるので反省点として次につなげたい」

山田暢久選手(浦和)
「相手は全員で守備をしていたので、パスコースもなかった。出しどころもなく前半はくさびを入れても取られていた。前半からもっと両サイドを高い位置においていればよかった前半は本当にやりづらかった。なかなかゲームに入っていけなかった。両サイドのアレや酒井を前に出して、もう少し攻撃を作りたかった。(得点が遅かったが?)とにかく入ればいいです。」

三都主アレサンドロ選手(浦和):
「相手は点を早く取ろうとして早くリズムをつかもうとしていた。難しい相手で守備の意識も高かった。前半は回しすぎて時間をかけすぎた。相手もなかなかスペースを使わせてくれなかった。
 ミスが目立ち、ボールを取られてカウンターが相次いだ。(J2だからやりにくい?)そうではなくて、向うのディフェンスが引いていてこっちは前から仕掛けよう落としても、攻めることが難しかった。前半はリズムが良くなくて、点をとられていやな感じになってしまった。今日は結果がすべての試合。前半は悪かったが、後半もっと前でできてよかった。前がかりになってしまった時間帯もあるが次のG大阪戦まで時間もあるので修正していきたい。モチベーションをあげて行きたい」

山岸範宏
悪い失点の仕方だった。自分たちの首を絞めるようだった。こんなところで負けるわけにはいかない状況で、逆転できたので良かった。久々の出場となった、反省点もあるが、まずまずのデキだった。ガンバ戦に向けて、少し時間があるので修正したい。
チームに結果が出て、まずひと安心。だが、守備全般や試合の入り方など細かい点ができなければ、試合の流れは一気に変わってしまう。当たり前のことを当たり前にしたい。

坪井慶介
失点して苦しかった。チームに統一感がなかった。相手にまんまとカウンターを食らい、バランスを崩した。個人的にはあの場面でクリアしなければならない。反省している。クオリティーをもっともっと上げなくては。ガンバ戦に向けてリフレッシュして集中力を高めたい。

酒井友之
(右サイドでの起用だったが)この前、左サイドをやっていたし、ちょっとは出来たのではないか。昔は右サイドをやったことがある。なんとかこなしていけたのではないか。ボランチと同じように、どんどんパスをもらって繋いで、ウラに抜けてセンターリングをあげることを意識していた。前半は、ボールの取られ方が悪かった。相手に先制されて、流れが良くなかったと思う。後半は、ウチのゲームができていた。前半リードされて流れが悪い中でも、しっかりと集中していれば、先制させないプレーはできたかも。悪い時には、しっかりと声を掛け合って、自分たちでリズムを作っていくことが大切だと思った。

マリッチ
もっといい試合内容の試合はできたはずだが、チームが勝てた事には満足している。FWとしてゴールを決めることは大事なこと。決めることができて嬉しいが、私はただ押し込むだけだった。ポンテや長谷部がとてもいい働きをしてくれたおかげ。私のゴールの50%は彼らやほかの選手の働きがあったからだと思う。今日、勝てたことは重要なこと。山形は積極的に戦う姿勢を見せた。確かにリードはされていたが、全く気にしなかった。


【第85回天皇杯4回戦:浦和vs山形】試合後の鈴木淳監督(山形)コメント [ J's GOAL ]

鈴木淳監督(山形):

「サポーターが多く駆け付けてくれてそれに感謝したいと思います。前半、相手を自由にさせないと言うことで、しっかり守備をしてチャンスは数少ないだろうけれどもそれを狙って行くということでゲームにはいりましたが、思うように1点がとれてゲームプランとして成功したのですけれども後半に入って、やっぱり縦パスが入ることが多くなってしまって、そこのところで特にトップの選手のマークがあやふやになってしまったかなと思います。で、まあそんなところをつかれ2点とも失点したのですけれども、全体としてはプレッシャーが速いのでなかなか思うようにボールが回せなかったって言うこと、それで相手にもある程度、自由にさせない時間もあったのですけれども、プレッシャーがこちらもなくなると自由にまわされるということ、それからまあ相手もプレッシャーが落ちてきてその中では回せるようになったんですけれども、最後の崩しのところが出来ずじまいだったかなと思います。J2のリーグ戦がまた3日後にありますので、そこに向けて気持ちを切り替えてやっていきたいと思います」

Q:課題と収穫は?

「ゴールできたことは良かったのですが、プレッシャーの速い中でなかなかボールが自由にまわせないということですね。もっと自信をもってボールを回すということをやっていかないといけないかなと思ってます。収穫はある程度はやれるのでしょうけど、やれる部分とやれない部分、ただそのやれない部分もかなり あるのかなと思いました」

Q:J1相手に善戦?

「非常に良かったと思います。前半浦和の戦力とうちの戦力を考えた場合には非常にいいゲームができたかなと思います。ある程度相手を自由にさせないこともできましたし、その1点は収穫なのかなと思います」

Q:リーグ戦2連敗中ですが、今日の試合を終わってその修正はできているのか?

「実際勝てていないので出来てないと思う。ただ、その浦和に対しても勝ちに行こうという姿勢、最後まであきらめないという姿勢は見えたので、その点は前回の対戦とはまた違うものだったと思います」

Q:大事な時期にJ1の2位チームとあたるモチベーションは?

「非常に難しいゲームではあります。それで、やっぱり我々は昇格のところを争っている段階ですので、しかもそのミッドウィークに天皇杯が来ると言うこと、ウィークエンドにJ2の試合が来るということでは非常に難しい試合でした。ただまあ、利点としては天皇杯でJ1のチームと試合をしてレベルを確認したり、個人的な技量を見たりという意味では大切なゲームですのでその辺をモチベーションにして戦いました」




湯浅健二
天皇杯4回戦・・やっぱり天皇杯は初戦が難しいよネ(レッズ対モンテディオ、2-1)・・(2005年11月2日、水曜日)


 気抜けの姿勢は、やはり、アレックスや山田暢久といった才能に恵まれた選手のプレーに「より」顕著に現れてきますよね。もちろん、攻守にわたるボールがないところでのプレーにネ・・。先制ゴールにしても、左サイドでアレックスが、相手を甘く見るように安易にキープしていたボールを奪われたことが原因でしたからね。もちろんその後のレッズ守備もいただけない。相手ボールホルダーに対する詰めが甘い・・ゴール前でのマークがまさにいい加減・・等々。これじゃ、相手のシュート練習台になってしまうのも道理ですよ。ホントにアタマにくるよな・・。

 とにかく、観ている方々が、エッ!?・・このまま!?・・なんていう不安を抱くに十分なネガティブな試合展開の時間帯が長くつづいていたのは確かなことです。まあポンテの才能によってマリッチの同点ゴールを生み出せたから事なきを得たけれど、試合内容については、反省材料の方が多いということです。選手たちには、立ち上がり10分間のプレー姿勢を、ビデオでしっかりと確認して欲しいものです。それがあってはじめて、ゲームを学習機会として活用できるというわけです(おなじシチュエーションで自動的に反芻されてくる長期記憶にとどめることができる!)。とにかく私は、元旦の国立競技場で彼らの勇姿を観たいのですよ。


BS1のダイジェストではレッズ戦はスルー・・・。