今日の各紙 20051128【浦和レッズ】

肩痛もなんの!浦和闘莉王「前へ行く」 - nikkansports.com > サッカーニュース
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-051128-0021.html


 浦和DF闘莉王が右肩の痛みを乗り越えて、逆転優勝をつかみ取る。磐田戦の劇的な勝利から一夜明けた27日、軽い調整を行った。約1時間クールダウンした主力組から離れてDF三都主とともに別メニュー調整。磐田戦では前半開始早々の接触プレーで「その後プレーしたくなくなるほど右肩が痛かった」と激痛が走り、攻撃参加も自重。だがこの日は回復具合もよく、笑顔を浮かべた。

 「カウンターに気をつけて、タイミングを見て前へ行きたい」と最終戦の12月3日の新潟戦で前線に上がる決意を示した。現在9得点でチームトップ。98年に横浜FのDF三浦淳(現神戸)が10得点をマークしたが、攻撃な位置でも起用されて得点を量産した。純粋にDFとして1シーズンを戦い抜き、2ケタ得点は快挙と言える。逆転優勝へ勝利がまず必要になる新潟戦でのゴールは価値が高い。「この1戦にかける思いはある。最後に締めたい」と覚悟を見せた。

[2005/11/28/07:58 紙面から]


担当変わったのかな?





SANSPO.COM−サッカー
浦和、逆転Vへ全員で闘う!“ゼロで一丸”戦力外解雇者なし


 J1浦和の戦力外通告選手、いわゆる“0円提示”が2年連続0人となることが27日までに決まった。一部外国人選手を除き、自ら移籍志願しない限り来季の残留が早くも内定。最終節12月3日の新潟戦(アウエー)を残し首位C大阪に勝ち点2差とせまり、逆転Vへの機運が上がったところに、選手たちに一体感を高める一報。一丸となった浦和が奇跡を起こす。

 逆転Vへ向かい真っ赤に燃える浦和に、お寒い冬は似合わない。全国Jリーガーにとって、特別な1日である11月30日。毎年原則的にはこの日を期限に戦力外が通告されるが、いわゆる“0円提示”選手が2年連続で出ないことが決まった。

 「うちのスカウティングの正しさと育成の力だと思う。全員必要な選手なわけだし自然と一体感も高まるよね」。増す一方の結束を犬飼社長も感じ取っている。リーグ全体では毎年、100人以上の選手が来季年俸0円の非情な通告を受ける。入団予定の新人選手分は枠を開けるのが通常だ。

 今季は終盤にFW田中達、永井、MF平川ら主力のけが人が続出。前日26日の磐田戦はGKを除く4人のベンチ入り平均年齢が20歳と異例の若さながら、その控え層の充実が優勝争いを支えた。負傷で長期離脱したMF千島、中村を除く全選手が公式戦でベンチ入り。来季からベンチ入り選手枠が16人から18人に増えることも影響した。

 “0円提示”枠外の例外として、テスト生扱いのDFサントスは契約切れにより退団へ。FWマリッチ天皇杯までの契約で、来季新外国人として元名古屋のFWマルケスらをリストアップして交渉中だ。それでも日本人は移籍志願しなければ早くも残留が内定。最終節12月3日の新潟戦を残して首位C大阪に勝ち点2差に迫り、高まった逆転Vへの機運を加速させるのは間違いない。

 「ぼく自身はすごく優勝を意識するし、絶対したいと思う」と誓ったのはMF長谷部。初のリーグ制覇を前に一体感は極限まで高まりつつある。(後藤茂樹)

■レンタル先での完全移籍組も

 “0円提示”はなかったが、レンタル移籍中の3人はそのまま来季以降、完全移籍になることが決定的になった。J1清水GK西部、J2札幌MF西谷、湘南FW梅田の3人でそれぞれレンタル先で主力としてレギュラーに定着。神戸に移籍中のGK徳重だけは保有権を浦和に残したままレンタル延長か、復帰かを詰める。





WEBサッカー報知
浦和奇跡起こすぞ!永井も強行だ
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/nov/o20051127_70.htm


 奇跡の逆転Vに向け、浦和のスーパードリブラーが緊急復帰モード。「難しい判断ですが、無理すべき時期もある」戦線離脱中のMF永井が、端正なマスクを引き締めた。下腹部の激痛に苦しみ3戦連続で欠場。現在リハビリ生活で約10日もボールに触れていないが、オウンゴールで救われた磐田戦(1―0勝利)をスタンド観戦して「決定的なチャンスが少ない」と危機感を抱き、3日の新潟戦での強行出場に燃えた。


スポニチ Sponichi Annex ニュース サッカー
浦和 大分の元五輪代表・高松獲り
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2005/11/28/06.html


 浦和が大分のアテネ五輪代表FW高松大樹(24)の獲得に乗り出すことが27日までに分かった。得点感覚に優れる大型ストライカーは浦和にとって、来季に向けた最大の補強ポイント。今季終了後にも移籍へ向けて本格的に動きだす見込みだ。

 5チームに優勝の可能性がある大混戦の中で、浦和は来季以降の戦いもにらんでいた。エメルソン退団後、陰りが見られる得点力を補うため大分のFW高松をリストアップした。高松は今季は故障もあって5得点にとどまっているものの、昨夏のアテネ五輪で平山(現ヘラクレス)を押しのけて先発をつかむなど能力は高い。浦和の攻撃陣には田中達、永井、岡野、エスクデロらスピードで勝負する選手が多いため、得点感覚に優れ、ヘディングも強い、1メートル83のFWはアクセントをつける意味でもうってつけの存在になる。

 FWマリッチの去就に絡む新外国人FW獲得の問題もあり、森孝慈GMは「外国人選手を含めた総合的な判断をしてから」と慎重な姿勢を見せているが、一方で「(もし高松に移籍の可能性があるなら)興味がないわけではない」と調査に動く可能性を示唆した。

 シャムスカ監督が就任してからの大分は降格危機を一気に脱し、J1残留を決めた。しかし、今夏には経営難から存続危機に陥り、大分県から急きょ2億円を借り受けた経緯がある。来季以降は県から経営規模を縮小するよう忠告も受けている。年俸1800万円(推定)の高松の移籍金は1億4400万円。満額かそれに近い額を提示されれば手放さざるを得ない苦しい事情がある。

 高松には他にも複数のクラブが興味を示している。ただ、浦和ならアテネ五輪の同僚で気心の知れた田中達と再びコンビを結成できる上、レギュラーにも闘莉王、鈴木ら同世代の選手がおり、力を発揮しやすい環境が整っている。リーグ戦終了を待って、移籍へ向けた交渉が具体化することになりそうだ。
[ 2005年11月28日付 紙面記事 ]