今日の各紙 20051202【浦和レッズ】

浦和、永井で決める!切り札間に合った - nikkansports.com > サッカーニュース
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-051202-0012.html


 浦和FW永井雄一郎(26)が逆転優勝への切り札になる。右足付け根の痛みなどで3戦連続欠場中だったが、1日の非公開練習で紅白戦に参加。順調な回復ぶりが認められ、逆転優勝をかけた3日の最終戦、アウエー新潟戦への帯同が決まった。リーグ戦では過去2年間ゴールを決めた試合は11戦負けなし。不敗神話を持つ男が、悲願の日本一へと導く。

 確かな手応えがあった。最後の大一番を2日前に控えた紅白戦。久々に右サイドでプレーする永井の姿があった。「サッカーをやれるぐらいの質には回復した」。慎重な言動とは裏腹に、最終ラインからプレーを見つめたDF闘莉王には確信があった。「後から見ても突破力がある」と復調を感じ取っていた。練習後にブッフバルト監督と話し合い、遠征帯同が決定。MF三都主と並び、チームトップタイの7アシストをマークしている永井が、逆転優勝をかけた最終戦に間に合った。

 出場停止明けでの復帰を目指した11月23日の千葉戦を前に、右足付け根に激痛が走った。優勝戦線の中での終盤戦3戦連続欠場。「ボールを触れない時はサッカー選手としてつらい。そういった時をいかに我慢できるか」。以後はボールにほとんど触れずに、ジッと回復を待った。前日11月30日にようやく合流。ギリギリのタイミングでこの日の紅白戦出場にこぎつけた。

 03年11月29日鹿島戦からのゴール不敗神話は11試合(7勝4分け)。通算でも21勝6分け5敗と8割以上の勝率を誇っている。代表デビューとなった03年4月16日の韓国戦では最初に放ったシュートでロスタイムに決勝弾をマークし、ジーコ監督に就任初白星をもたらした。生まれ持った勝負運がある。

 欠場中はFW岡野が右サイドを務めた。岡野をスーパーサブに回せれば、戦術にも厚みが出る。永井の復帰はすべてにプラス材料。「優勝争いをしたからには優勝しないといけない」。2位も3位も関係ない。永井の目には頂点しか映っていない。【広重竜太郎】


あれ?ノゼジン氏は?遂に交代?



WEBサッカー報知
浦和・永井4試合ぶり強行復帰
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/dec/o20051201_40.htm


 浦和の天才ドリブラー、FW永井雄一郎(26)が、逆転Vをかけた3日の新潟戦で4試合ぶりにMFとして右サイドで強行復帰することが分かった。

 曇りがちだった端正なマスクに笑顔が戻った。「試合に絡んでも何か仕事できるところまで戻した。あと1試合。動けるところまで戻した」。1日、さいたま市内で行われた非公開練習。ピッチの周囲をビニール製カーテンで完全に隠した厳戒態勢下での紅白戦で、電撃的に先発組に復帰した。

 「(永井は)力がある。突破ができる。後ろから見ていて心強かった」とDF闘莉王が絶賛したほどのキレを見せた。「思っていた以上のプレーができた。遠征に帯同させる」とブッフバルト監督も語った。

 11月18日の紅白戦で右そけい部を痛めた。激痛のあまりスパイクも履けず、ボールも触れないリハビリの日々が続いた。「我慢していた」。ここ2試合で唯一の得点が磐田DFのオウンゴールと、決定機を作れない苦境の同僚を歯がゆい思いで見守った。今季6得点だが、誰も止められないドリブルが得点機を生み出す。レッズの「背番号9」が奇跡を呼び込む。



SANSPO.COM−サッカー
★浦和・永井は驚異の回復…遠征メンバー入り急きょ決定
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200512/st2005120201.html


 J1浦和のFW永井が右足付け根痛から驚異の回復をみせた。治療に専念し前日、約10日ぶりにボールに触ったばかりだが、1日の練習で紅白戦に参加。3日の新潟戦(新潟ス)の遠征メンバー入りが急きょ決定した。「試合に絡み何か仕事ができる準備はできた」と永井。右サイドで先発を争うことになったFW岡野も「2人とも先発でも途中で出てもいい選手。全勢力で勝ちたい」と歓迎。日本人離れしたリーチと懐の深さで相手を抜き去るスーパードリブラーが、決戦で4試合ぶり復帰を果たす。



スポニチ Sponichi Annex ニュース サッカー
3試合欠場 永井、大一番間に合った
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2005/12/02/01.html


 5チームが優勝を懸けるJ1リーグは、3日に各地で最終節の“決戦”が行われる。浦和は1日、非公開練習で紅白戦を行い、右ウイングバック永井雄一郎(26)が復帰。右足付け根痛に悩まされてここ3試合を欠場したが、懸命の治療でアウエーで行われる新潟戦に間に合わせた。

 頼もしい男が帰ってきた。試合2日前、恒例の非公開練習。永井は右ウイングバックに入り、最後までプレーした。前々日までボールすら触らず、前日の練習でも一部合流したのみ。決戦に懸ける思いが永井の体を突き動かし「可能性は十分にあるという感じ。何か仕事ができるくらいにはなった」と手応えを口にした。ブッフバルト監督からも新潟遠征に帯同することを告げられた。「ボールに触れないとサッカー選手としてはつらい。そこでいかに調整できるか。我慢していました」。東京V戦(20日)前の練習中に右足付け根を痛めた。浦和が上位争いを続けるのを横目に、出場停止だった東京V戦を含めて3試合を欠場。チームメートの頑張りを信じてここまで調整してきた。

 相手に飛び込ませないドリブルは攻撃に変化をつけられる。そして、何よりの魅力はFWマリッチが「まるでベッカムのようだ」と絶賛する右サイドから繰り出す正確なクロス。チーム5位の6得点に加え、アシストも三都主の10に次ぐチーム2位の7を記録する永井の存在は大きい。DF闘莉王も「やっと明るいニュース。後ろから見ていても右(サイド)に入ると大きい」と歓迎した。

 永井は「あとは監督がどう判断するか」としたが、「それなりに動ける。あと1試合頑張ればいいだけ」と強行出場する覚悟はできている。長いシーズンもこれで終わり。最後の力を振り絞る。




デイリースポーツonline
浦和逆転Vへ永井間に合った
http://www.daily.co.jp/soccer/2005/12/02/196516.shtml


 J1は5チームが入り乱れて3日の最終節になだれ込むが、奇跡の逆転優勝を狙って新潟と対戦する3位浦和には1日、切り札が戻ってきた。埼玉スタジアムでの非公開練習で行われた紅白戦に、右足付け根痛で戦線離脱していたFW永井雄一郎(26)がフル出場。4試合ぶりの出場にゴーサインが出た。最終節で柏と対戦する4位鹿島は、11月26日の清水戦で左足首付近を痛め別メニュー調整だった日本代表FW本山雅志(26)が都内で急きょ精密検査を受けるなど暗雲が漂ってきた。

 端正なマスクに自然と笑みがこぼれた。練習の全メニューをこなした永井は、ブッフバルト監督、チームドクターと三者会談して新潟戦帯同が決まった。「まともなサッカーをやるくらいに、質としては回復できた」と復活宣言だ。

 11月18日の練習中に右足付け根を痛めた。出場停止だった東京V戦(同20日)も含めて、前節磐田戦(27日)まで3試合を欠場。回復を最優先させ、ボールすら触れなかった。「ずっと我慢していました。(試合に向けて)いかに調整するかが自分の仕事」。前日になってようやく練習に部分合流。最終決戦に間に合わせた。

 紅白戦では存在感を見せつけた。ブッフバルト監督は「考えている以上のプレーができた。スタメン?ノーコメント」と話しながら、満足そうな笑顔を漏らした。DF闘莉王も「キレが良かったよ。力があるし突破してくれる」とその動きを絶賛した。

 奇跡の男だ。03年4月16日の日本代表韓国戦(ソウル)。途中出場から0―0の後半ロスタイムに決勝ゴールを奪った。ジーコジャパンに初勝利をもたらした勝負強さがある。

 「試合に出て、何か仕事ができる感じになった。準備はできた。あと1試合。1試合頑張るだけ」。今季6得点5アシスト。勝利しか許されない大一番で、ゴールへのきゅう覚を発揮する。