今日の各紙 20060406〜夢はいとこで日本対アルゼンチン【浦和レッズ】

ニッカンスポーツ紙面
Viva!!football


 開幕前、浦和FWセルヒオ・エスクデロ(17)は1本の国際電話に心揺さぶられた。「今年はすごい選手が入って試合に出るのが難しいんだ」。弱音を漏らすと、アルゼンチンに住むいとこのダミアン・エスクデロ(18)に切り返された。「おまえが出ないとオレたちの対戦はどうなる?」。日本国籍取得も考えているセルヒオの夢はダミアンとの代表対決。それだけにU-19アルゼンチン代表で、トヨタ杯も制した名門ベレス・サルスフィエルドに所属する、いとこの言葉には重みがあった。

 同じ道を歩んできた。ともにプロ選手の父を持つ2世選手。自宅裏のつぶれた工場の空き地でサッカーに興じた。2人で6人の相手を打ち負かしたこともある。最高の相棒であり、最高のライバルだった。

 祖父から生前「セルヒオが最初にプロデビューして、ダミアンが2番目」と言われていた。セルヒオが去年、ダミアンが今年デビューし、予見通りに。逆に初得点はダミアンに先を越され、セルヒオは3月29日のナビスコ杯東京戦で追いついた。ダミアンとは、もう4年ほどピッチに立っていない。再び相まみえるのは日本対アルゼンチン戦になることを夢見ている。【広重竜太郎】



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浦和が新設「教育リーグ」6日開幕
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/04/06/05.html


 浦和が立ち上げた“新リーグ”が6日、浦和―筑波大戦で開幕する。非公式ながら教育リーグと銘打ち、J2東京VとJ2横浜FC、筑波大、流経大が参加し、7月までにホーム&アウエーの総当たり戦を行う。今季は4月から3カ月間、サテライトの試合がないため、準レギュラーと若手の強化を狙う浦和にとっては黄金期への地盤固めのリーグ戦となる。中村GMは「今後、得点王やMVPも創設したい」。3月29日のナビスコ杯、FC東京戦でプロ初ゴールを決めた17歳のFWエスクデロも出場予定。「東京Vの森本には勝ちたい」と10代対決に意欲的だ。現在はスペイン、アルゼンチンの二重国籍だが「来年には日本国籍を取ってU―20W杯や五輪に出たい」と話した。
[ 2006年04月06日付 紙面記事 ]


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浦和6−0筑波