今日の各紙 20060727【浦和レッズ】

スポニチ Sponichi Annex ニュース サッカー
田中達“御前試合”2戦連発で2位浮上
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/07/27/03.html


 【浦和1―0大分】浦和の田中達が、オシム監督の前で2戦連発だ。後半33分、内舘に声をかけ、DFラインの裏に抜け出す。浮き球のパスを右足でトラップし、そのままゴール右隅に流し込んだ。280日ぶりの復活ゴールを決めた前節の川崎F戦に続く一発。浦和は2位に浮上するとともにJ1通算200勝を達成した。それでもヒーローは「最低限の仕事はできたけど、前半のチャンスを外して申し訳ない」と表情を引き締めた。

 復帰後初のホームとなった駒場スタジアムは、昨年10月15日の柏戦で右足関節を脱臼骨折した因縁の地。試合後は「ホームでのゴールはひと味違う」と喜びをかみ締めた。観客席には家族を招待。昨年12月に誕生した長女はシュートを外した前半は眠っていたが、ゴールの瞬間はしっかり目を覚ましていたという。

 浦和戦を2戦続けて視察したオシム監督は、試合後も「チャオ」とだけ言い残しただけ。だが、日本の新指揮官の目にも、愛娘の目にも、田中達のゴールシーンは焼き付いたはずだ。

 ≪西川は反省≫U―21代表候補の大分GK西川は1対1の場面で再三、ファインセーブで切り抜けたが、田中達に唯一のゴールを決められて黒星を喫した。5連勝を逃し「負けは負けだから認めてやり直したい。次の川崎Fに勝てばまた波に乗れる」と反省した。川崎F戦後、7月31日からはいよいよ五輪代表合宿。北京五輪世代では抜群の安定感を誇るだけに「ゲームをコントロールする気持ちで、リーダーシップを取りたい」と今後への課題を口にした。 【J1試合結果】
[ 2006年07月27日付 紙面記事 ]


観客席には家族を招待。昨年12月に誕生した長女はシュートを外した前半は眠っていたが、ゴールの瞬間はしっかり目を覚ましていたという。


 前半は寝ていた達也のお子さん・・・。この言葉どこかで聞いたことがあるような・・・w


達也は決まり!連続御前試合で連発…J1第15節:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20060727-OHT1T00060.htm


 ◆J1第15節 浦和1―0大分(26日、浦和・駒場) 浦和FW田中達也(23)が26日のホームでの大分戦で“オシム・ジャパン内定弾”を叩き込んだ。日本代表のイビチャ・オシム監督(65)がスタンドで視察する御前試合で、22日の川崎戦に続いて2試合連続御前ゴール。無類の勝負強さを見せつけたエースの活躍で、浦和は1―0勝利。2連勝で2位に浮上した。

 湿度68%、体感気温30度を超える熱帯夜の浦和を、スピードスター・田中達が切り裂いた。

 劣勢だった後半33分、MF内舘と絶妙なワンツーでエリア内に加速。284日前に折れた右足を思い切り振り切った。相手GKの必死の手も及ばない強烈な弾丸が、ニアサイドに突き刺さった。

 「コースは落ち着いて見えていた。1点決められてすごくホッとしている。本当に最低限の仕事です」

 謙虚に語った殊勲者は22日の川崎戦に続き、2試合連続の決勝弾を決めた。スタンドにはその川崎戦に続き、開始直前に駆け込んだオシム監督の目が光っていた。1チームの連続視察は異例だが、中でも、最大の成果を挙げた男は、だれの目にも明らかだった。「チャオ」。試合後に一言残し会場を去った知将。言葉少なだったが、高速のドリブルで後半41分の途中交代まで勝負し続けた男の名前は、8月9日のトリニダード・トバゴ戦の招集リストに刻まれたはずだ。

 この一撃で悪夢も一掃した。昨年10月15日の柏戦。相手DF土屋の危険なタックルで右足首関節脱臼骨折の重傷に倒れたのも、この夜と同じ駒場スタジアムだった。スタンドには愛美夫人と生後7か月のまな娘がいた。関係者によると、パパのゴールの瞬間を長女は「寝ていたため」に見逃してしまった。しかし、4日前の復帰初得点は、テレビ観戦だった愛する家族の目の前で、完全復活の雄姿を披露できた。

 「まずはギド(ブッフバルト監督)にアピールする。これから始まるレギュラー争いに勝つ」

 代表選出については殊勝に語るにとどまった。チーム得点王のワシントンは右太もも裏肉離れで戦線離脱中だが、「達也は代わらないでしょう。2トップになる」と中村修三GMは断言した。負傷でドイツW杯を棒に振った悲運のストライカーが浦和とオシム・ジャパンの主役になる。

(2006年7月27日06時02分 スポーツ報知)




オシム監督の前で達也2戦連続V弾/J1 - サッカーニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20060727-66648.html


<J1:浦和1−0大分>◇第15節◇26日◇駒場

 浦和FW田中達也(23)が、日本代表オシム監督の前で2試合連続決勝弾を決めた。大分戦の後半33分にMF内舘のスルーパスに反応。昨年10月15日の柏戦で右足首に重傷を負った因縁の駒場スタジアムで、復活した右足でゴールを決めた。22日の川崎F戦、そしてこの日と連続視察した代表指揮官に価値あるプレーを見せた。

 区切りをつけるゴールだった。後半33分。田中達はMF内舘へパスを送ると、そのままゴール右前へと切れ込んだ。左斜め後方から出されたワンツーでのスルーパスに抜け出す。狙い澄ましてゴール右隅へ。2戦連発のゴールは、283日前に右足関節脱臼骨折を負った駒場スタジアムで生まれた。「ホームのゴールはひと味違います」。喜びのあまり、看板を飛び越えて走り回った男は、余韻に浸った。

 外しても外しても、こうべを垂れなかった。前半28分にDF闘莉王のスルーパスに反応したが、GKとの1対1を止められた。同43分にはゴール前でフリーで右足ボレーを狙ったが、浮かせた一撃はゴールバーを直撃した。「前半から外して申し訳ない気持ちだった。でも試合が終わっていないから、次のゴールを取ってやろうと」。点を取るという意志は、なえなかった。その姿勢が結果という形になって、川崎F戦に続いて視察した日本代表オシム監督に伝わった。

 ジレンマとの戦いでもあった。復帰戦となった19日の新潟戦、復活弾を決めた22日の川崎F戦とシュートは1本ずつ。いずれも左足だった。だが、この日は7本のうち6本を右足で打った。「感覚的に忘れているところもある。右足でもっといいシュートを打てたら」。ひるまずに重傷を負った右足を振り抜き続けた。

 その足の感覚には、まだズレが残る。だがその分、足元には強力な武器がある。負傷時のスパイクからモデルチェンジ。バルセロナFWエトーも使うプーマ社の一品で、通常200グラム台後半のものが多い中で、200グラム台前半。「スピードブーツ」と命名されている製品は、速さを売りにする田中達のプレーを後押ししている。

 目の前の戦いに没頭している。オシム監督の視察を聞いても「まずはギド(ブッフバルト監督)にアピールする」と川崎F戦と同じコメントを残した。ゴールを1つずつ積み上げ、代表復帰に1歩ずつ近づいていく。【広重竜太郎】

[2006年7月27日8時52分 紙面から]


 広重さんの記事結構好きなんですよね。WEBの記事でもきちんと署名を入れてくれる所がいいですね。
 署名書かなくても中身の無い記事から推測できる記者も居ますけどね。



WEB埼玉新聞
浦和レッズ/試合結果
http://www.saitama-np.co.jp/news/reds/2006/kekka/060726.html


 何度も決定機を逃した浦和が、もたつきながらも田中の2試合連続の決勝ゴールで勝った。
 浦和は後半33分、内舘からのパスを預かった田中が、素早く右足を振り抜いた。後半20分すぎからは、こぼれ球を拾えず、出足も鈍って劣勢の時間帯が続いていたものの、田中のゴールに対する嗅覚(きゅうかく)は鋭かった。
 前半2度あった絶好機を決めていれば、浦和はもっと楽な展開になった。前後半とも危ない場面はあったが、GK山岸のビッグセーブもあって2試合連続無失点。

終盤に底力 大分を1―0
J1第15節


 浦和は田中の2戦連続決勝点で大分を破り、G大阪と勝ち点32で並び、得失点差で2位に上がった。大宮は10試合勝ち星のなかった名古屋に完敗し、11位に後退した。

 川崎―G大阪の首位攻防戦は、川崎が3―2で競り勝って首位を奪い返した。鹿島は新潟を下し、千葉と清水はともに逆転勝ち。磐田は横浜Mに完勝した。故障から復帰した横浜Mの山瀬功が後半6分、今季初出場した。FC東京は5得点でC大阪に大勝し、甲府も広島に快勝した。

 29日の第16節で浦和は甲府(18時30分・小瀬)、大宮は京都(18時・熊谷陸)とそれぞれ対戦する。

 ▼長谷部が100試合出場 浦和のMF長谷部誠(22)が26日のリーグ第15節の大分戦で、リーグ通算100試合出場を果たした。長谷部は藤枝東高(静岡)から2002年に浦和へ加入。翌年3月22日の鹿島戦でJリーグ初出場した。

(2006年7月27日更新)



SANSPO.COM > サッカーまた決めた!田中達也の2戦連発決勝弾で浦和が2位浮上! http://www.sanspo.com/soccer/top/st200607/st2006072701.html
 J1第15節(26日、浦和1−0大分、駒場スタジアム)浦和FW田中達也(23)は日本代表のイビチャ・オシム監督(65)が視察した大分戦で、2試合連続の“御前弾”を決め代表入りを強烈にアピールした。 試合結果へ

 脳裏をよぎる悪夢を一撃で振り払った。0−0の後半33分、田中達がDF内舘のスルーパスに右足を振り抜き、歓喜の一発を右スミに突き刺した。 「何度もチャンスがあって最後に1点決められてホッとしています。コースが見えたので落ち着いて決められた」。ドイツW杯への夢を砕かれたあの日から286日、右足関節脱臼骨折の重傷を負ったのがここ駒場スタジアムだった。1−0勝利に導きチームは2位に浮上した。 

 前節川崎戦に続く2戦連発。その川崎戦に続いて日本代表・オシム監督がスタンドで鋭い視線を光らせていた。無言で引き揚げた名将だったが、2戦連続の“御前弾”で完全復活を印象付けた格好だ。

 そしてもう1組、雄姿を届けたい2人がスタンドにいた。夫人の愛美さん、リハビリ中の昨年12月に誕生した長女が観戦。川崎戦の復帰弾はブラウン管を通じて届けたが初めての生ゴール。まだ生後7カ月の長女は均衡した試合展開に後半はウトウト。パパの一撃で完全に目を覚まし、復活した雄姿を見届けた。 「シュートの感覚はまだまだだし。きょうも最低限の仕事しかしていない」。後半41分に交代を告げられると悔しさをにじませた。4年後の南アフリカW杯を目指す戦いはまだこれから。田中達の疾走は止まりそうもない。 (後藤茂樹)
◆田中達の値千金弾について浦和・ブッフバルト監督 「1試合ごとによくなっている。きょうは、けがをする前よりよかったんじゃないか? 完全に取り戻す日は近い」

★敗戦にも手応え!大分・シャムスカ監督「キミたちを誇りに思う」 試合を支配したがFW高松、松橋らが決定機でシュートを枠外に連発した。それでもシャムスカ監督は「素晴らしい戦いができた。選手には『どんな強豪にも勝ちにいくキミたちを誇りに思う』と伝えた」と手応え十分だった。U−21日本代表候補に選出されたGK西川は「気持ちは次へ切り替え、状態は維持していきたい」と好守連発で好調さをアピールした。
まだ生後7カ月の長女は均衡した試合展開に後半はウトウト。パパの一撃で完全に目を覚まし、復活した雄姿を見届けた。 後半も寝てたのねw 赤ちゃんだもの。



デイリースポーツonline
田中達 猛アピール2戦連発
http://www.daily.co.jp/soccer/2006/07/27/0000078235.shtml


 J1第15節は26日、浦和がFW田中達也(23)の2戦連続弾で大分に競り勝ち、2位に浮上した。首位攻防戦は川崎がG大阪に3-2で勝ち、首位に返り咲いた。G大阪は3位に後退。鹿島は1-0で新潟を下し、千葉はFW巻誠一郎(25)の2得点で京都に2-1で逆転勝ち。磐田は3-1で横浜Mを下し、今季初の2連勝。名古屋は2-0で大宮を破り、11試合ぶりの白星を挙げた。

 浦和のワンダーボーイが2戦連発だ。後半33分、MF内舘のパスを受けたFW田中達が、ワントラップでDFラインを抜け、右足で右隅に蹴り込んだ。「決めて当然のボールだった」。値千金の決勝弾にも笑みも見せず、歓喜に沸くスタンドへ走り寄った。

 前半12分、DF3人抜きドリブルからミドルシュートを放つと、同19分には角度のないところから、ゴールを狙った。同29分にも、スルーパスに抜け出し、GKと1対1の場面をつくった。だが、肝心のネットを揺らすことができなかった。

 「始めに決めていれば、もっと簡単な試合だった。チャンスはたくさんあった。決めて、ホッとしました。課題はゴールです」。チームを2位に引き上げる決勝弾。いいこと尽くめでも、勝利の立役者は、反省の弁を口にした。

 昨年12月、長女・聖愛(せいら)ちゃんが誕生した。右足首骨折からのリハビリ中、出産に立ち会い勇気をもらった。そのまな娘がこの日は、スタンド初観戦。後半は眠りについていたが、父のゴールの大歓声で目を覚まし、おおはしゃぎだったという。

 ケガから復帰後、3試合2得点の大暴れ。しかも、日本代表のオシム監督の目の前での2戦連発だ。「僕がアピールするのは、ギド(浦和のブッフバルト監督)」というが、周りは黙っていない。日本のワンダーボーイとなる日も、そう遠い日ではなくなってきた。(内田知宏)



[大分、連勝4でストップ] / 大分トリニータ / 西日本スポーツ
http://www.nishinippon.co.jp/nsp/trinita/20060727/20060727_001.shtml


 終了のホイッスルを聞いたシャムスカ監督は、両手を広げて悔しさを表した。シュート数は浦和の14本に対し、大分は13本。4連勝中の勢いそのままに上位チームに互角に臨めたが、白星に結び付かなかった。

 シャムスカ監督は、こう敗因を説明した。「やらなければ、やられる。チャンスを生かせなかった分、返ってきたということ」。いつものように笑顔で応じた40歳の若手監督も、ここだけは語気を強めた。

 特に攻勢に出た後半だ。松橋が3本、同3分から出場したラファエロが2本と、2トップに多くの得点機があった。主将のDF三木は「決定力の差。チャンスをつくるまでの動きはよかった」と指摘する。我慢してきた守備陣も後半33分、FW田中達に一瞬のスキを突かれて失点。W杯メンバー3人を抱える名門を、昨年は2勝と黙らせた自信もあった。それだけに惜しい敗戦だ。

 しかし、落ち込む暇はない。連続得点が2試合で止まった松橋が「しっかりリカバーして臨みたい」と挽回(ばんかい)を誓えば、三木は「惜しいでは駄目。ここで自覚すれば、また一歩レベルアップすると思う」とハッパを掛ける。

 上位に定着するチームへ脱皮できるかどうか。今季はナビスコ杯で2敗を喫した次節の川崎戦が1つの試金石となる。 (堀川敏毅)

=2006/07/27付 西日本スポーツ

2006年07月27日02時11分