今日の各紙 20051021【浦和レッズ】

SANSPO.COM−サッカー
田中達、手術成功…15日の柏戦で右足関節脱臼骨折


 J1浦和のFW田中達也(22)が15日の柏戦で負った右足関節(足首)脱臼骨折の手術を受け成功したことを20日、執刀した仁賀定雄チーム医師が明かした。

 手術は19日に埼玉県内の病院で約4時間かけて行われた。全身麻酔の上、腓(ひ)骨を金属のプレートで固定、腓骨と脛骨をつなぐ横方向にもボルトを埋めて関節の形状を復元した。

 4週間後に横方向のボルトを除去する手術を行い、可動域を広げるリハビリを開始。8週間で補助具なしの歩行、3カ月でランニングできる状態を目指す。プレートの除去手術をすると復帰にさらに1カ月間必要なため、しばらくは埋めたままプレーする見込みだ。

 仁賀医師は「順調なら5、6カ月が平均的」と全治の見通しに変わりないことを明かし、「100%戻ることは十分可能」と太鼓判を押した。


スポニチ Sponichi Annex ニュース サッカー
田中達 3カ月後に軽いランニングも


 浦和の仁賀定雄チームドクターが「右足関節脱臼骨折」で3時間に及ぶ手術を受けたFW田中達の経過について説明した。「手術は無事成功。骨折した腓(ひ)骨を金属製スクリュー(ねじ)でつなぎ、脱臼によって分離した腓骨と脛(けい)骨を金属プレートで固定した」と説明。今後は約4週間でスクリューを取り除き、リハビリを開始。順調にいけば3カ月後には軽いランニングが可能になるという。


サッカー報知
浦和・田中達也4週間後に再手術


 右足関節脱臼骨折で手術を受けた浦和FW田中達也(22)が4週間後に再手術を行うことが20日、明らかになった。「いったん離れたけい骨とひ骨を金属のスクリューで固定していますが、4週間後に抜去します」と仁賀定雄チームドクター(48)が説明した。

 19日に全身麻酔で約4時間にも及ぶ大手術を乗り切った田中。現在は埼玉県内の病院に入院中だが、執刀医の仁賀氏によると4週間後にスクリュー除去手術を行う。その後に本格的な復帰プランのとして、可動域を広げる訓練をスタート。6週間後に体重をかけるリハビリを開始し、8週間後には松葉づえなしで歩行できるまでに回復する見込み。

 軽いランニングは3か月後で、来季チーム始動に部分合流できる可能性も浮上。「けがする前の100%の状況に戻ることは可能」と仁賀氏は完全復活を強調した。

◆レッズライス全国発売開始

 《浦和》チームスポンサーのJAグループさいたまが「レッズライス」を発売開始。20日、JA全農さいたまの門倉本部長がトップチーム1年分の食事量となる米1トンを浦和に提供。値段は5キロで約2000円。さいたま市内を中心に流通し、全国向けにはオフィシャルショップ「レッドボルテージ」での通販展開予定。フェイエノールトの小野も堪能するという埼玉米のブランドを、絶大なレッズ人気で高めるつもりだ。




埼玉新聞WEB
気迫で上回るのみ 22日、さいたまダ−ビー 浦和


 Jリーグの浦和は22日、埼玉スタジアムで大宮と対戦する。残り7試合で首位G大阪との勝ち点差は10あるが、すべての試合に闘争心を前面に押し出して戦っていくだけだ。

 チームは20日、さいたま市内で約1時間半、非公開練習した。ブッフバルト監督によると、紅白戦とセットプレーなどの確認をした。左足首をねんざしている岡野は別調整。右太もも裏を痛めていた平川は同じメニューをこなした。同監督は「平川は90%戻ってきた。岡野については大宮戦の出場は無理だ」との見通しを示した。

 大宮は現在16位で降格の瀬戸際に立っている。指揮官は捨て身で向かってくることを予想し、「厳しい試合になるだろうが、(勝つか負けるかは)気持ちの問題だ」と力を込めた。

出て来い!第2の田中

 浦和は7月9日の対戦で、ふがいない試合内容で負けた。降格の危機に立たされている大宮が、たとえがむしゃらに向かってきたとしても、今度こそ快勝して力関係をはっきりさせないといけない。

 1―2で敗れた前回は、1対1でのつばぜり合いでも負けてしまい、ボールのない場所でのフリーランニングも少なかった。細かいミスも目立ち、何より浦和を倒そうという大宮の気迫に完全に押された。ブッフバルト監督は今回の試合は「気持ちの問題」で決すると指摘した。

 大宮はDFトニーニョを再度ボランチで起用し、浦和の攻撃を寸断する策に出てくるかもしれない。指揮官も「大宮の守備はとてもしぶとい」と警戒しており、浦和とすればサイドからの旺盛なアタックで揺さぶりたい。

 田中の長期戦線離脱は痛いが、「きょうの練習では、みんなのやってやろうと気持ちが感じられた。一人一人に危機感が出てきた」と長谷部。エースの負傷をチーム全体でカバーしていこうとする雰囲気を察知したようだ。

 前節の柏戦では途中出場したエスクデロや横山、赤星らがいい働きをした。ブッフバルト監督は「若い選手が田中のような仕事をして、彼が抜けた穴をできるだけ小さくすることだ」と第2、第3の田中が出てくることを期待している。


田中の手術、無事に 練習合流は5、6カ月後 浦和

 Jリーグ浦和のブッフバルト監督は20日、FW田中達也が右側関節脱臼骨折で手術したことについて「長時間かかったようだが、無事に終わった」と説明した。

 手術は19日、埼玉県内の病院で行われた。執刀した仁賀定雄チームドクターによると、全身に麻酔をかけ、手術には3時間から4時間を要した。今後は約4週間、患部を固定。その後、抜糸などをして体重をかける訓練などをこなしていき、8週間後には杖(つえ)を使わずに歩ける状態になる見込み。

 3カ月後にはランニングを始められるようで、仁賀医師は「チーム全体の練習に合流できるまでには5、6カ月かかるだろう」との見通しを示した。