今日の各紙 20060216 〜攻撃にニンマリ、守備に不安。〜【浦和レッズ】

スポニチ Sponichi Annex ニュース サッカー
小野トップ下で2アシスト
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/02/16/04.html


 オーストラリアで合宿中の浦和は15日、同リーグ2部マルコーニと練習試合を行い、4―1で勝った。MF小野伸二(26)は浦和復帰後、初の対外試合。3―6―1のトップ下で先発出場。前半の45分間プレーし、積極的にゴール前に飛び込む動きで2アシストの活躍を見せた。

 「ゴールにどんどん行きたかった」という狙いが得点につながった。1―1の前半25分。鈴木の縦パスを受けて山田にさばき、勝ち越しゴールを演出。同39分には坪井のクロスに頭で合わせて逆サイドの永井に流し3点目をアシストした。「いいクロスだった。永井は見えなかったけど誰かいると思って」と笑顔。ブッフバルト監督も「代表を呼んで良かった」と手応えをつかんだ様子だ。

 視察予定だったオーストラリア代表アーノルドコーチは姿を見せなかったものの、ニューサウスウェールズ州サッカー協会のガブリエル氏は「きょうは別のスタッフが来ていた。14日の浦和の練習も別のスタッフがチェックした」と明かした。

 小野、三都主、坪井、都築は前半を終えて空港へ直行した。帰国し、17日に代表合宿に合流する。(シドニー・矢内由美子)


 攻撃ではだいぶ良かった模様。

小野3日間で浦和の中心!豪で練習試合 - nikkansports.com > サッカーニュース
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-060216-0007.html


 【シドニー(オーストラリア)15日=栗田文人】浦和MF小野伸二(26)が、わずか3日間のシドニー滞在で結果を出した。オーストラリア2部リーグのマルコーニ戦でトップ下として先発出場。39分にDF坪井の左クロスを頭に当て、右から走り込んだFW永井のゴールをアシストした。25分のMF山田のゴールも起点になるなど、早くもチームの中心として機能。4−1の勝利に貢献した。

 「ゴールにどんどん行きたいと思っていたからね。クロスも良かったし(右に)誰かがいると思っていた」。13日の合流日から何度も「コミュニケーションを取りたい」と話していたが、時間の経過とともにトップ下を組むMFポンテらとの呼吸も合ってきた。33分には永井のクロスに飛び込み、得点への強い意欲も見せた。ブッフバルト監督も「得点シーンはいい形だった。代表を呼んで良かった」と満足そうだった。

 前半終了後すぐに着替えると、帰国のため空港に直行。6日間で米国、オーストラリア、日本という強行軍だが、浦和勢だけ代表合流日が17日に1日ずらされ、日程に余裕が生まれたことは大きい。「疲れ? 大丈夫です」。気持ちは早くも代表モードに切り替わっていた。

[2006/2/16/08:54 紙面から]


 攻撃は安心・・・と。



サッカー報知WEB
小野 3−6−1のトップ下イケる!
浦和復帰後初の試合で2アシスト
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/soccer/feb/o20060215_20.htm


 【マルコーニ(豪州)15日=石倉勇】浦和の日本代表MF小野伸二(26)が15日夜、移籍後初の対外試合となる豪州2部3位マルコーニ戦で衝撃の2アシストを決めた。不発に終わった10日の米国戦と同じ3―6―1システムのトップ下で名誉ばん回の大活躍。帰国便出発3時間前に試合開始の強行軍で、ドイツW杯1次リーグ初戦の敵国の地で答えを出した。

 前に前に。豪州の夜風を切り裂くように、小野が何度も飛び出した。4年半ぶりに復帰した浦和で迎える初の対外試合。1―1で迎えた前半25分、息をのむような美しいパスが、MF山田の足元にピタリ。勝ち越しアシストを決めた。

 同39分にはゴール前で左からのDF坪井のクロスにバックヘッド。「後ろに永井がいるのは見えなかったけど、いると思った」。鋭敏な感覚で、逆サイドに走るMF永井のスライディングシュートを演出した。衝撃の2アシスト。17日の日本代表合宿合流に帰国便は試合開始3時間後に出発。前半45分限定の出番だったが「合宿と試合はきついけど大丈夫」と気丈に強行出場。足早にマイクロバスに乗り込んだ。

 サンフランシスコでの借りを返したかった。「とにかくゴール前に行きたかった」。この日も米国戦と同じ3―6―1システムの左トップ下を務めた。米国戦では1トップのFW久保(横浜M)を追い越し、前線を突く動きは1度しか見せられなかったが、この日は45分間で5度もFWワシントンを追い抜き、危険地帯に切り込んだ。6月のドイツW杯初戦で激突する眼下の敵のホームで、ファイナルアンサーを出した。

 18日にはフィンランド戦が待っている。失地回復の戦いは続く。


 イケる!らしいです。 小野 その3。

WEB埼玉新聞
ワシントン初ゴール 練習試合、代表組も前半出場 浦和キャンプ
http://www.saitama-np.co.jp/news02/16/03r.htm


 【シドニー15日河野正】チームは15日夜、当地のマルコーニスタジアムでオーストラリア2部リーグのマルコーニ・スタリオンズと合宿初の練習試合を行い、4―1(前半3―1)で逆転勝ちした。

 浦和は前半17分、新加入のワシントンが同点ゴールを挙げ、25分に山田のミドルシュートで逆転。39分には攻撃参加した坪井のクロスから永井が3点目を決めた。後半はメンバーを次々に入れ替え、39分に横山が得点した。

 浦和は小野をはじめ坪井、三都主、都築の日本代表が前半だけ出場。疲労がたまっている長谷部は休養した。5人は試合後、17日からの日本代表合宿に参加するため、シドニー発の航空機で日本に向かった。

 ブッフバルト監督は「初のテスト試合として結果には満足している。コンビネーションを探る上でも代表組を招集して良かった」と述べた。

 練習試合は17、19日にも行われる。

積極的に前へ前へ◆小野

 ポンテと2列目に入り、そろって前へ前への姿勢を貫いた。

 「どんどんゴール前に顔を出したいと思っていた」という言葉通り、パスを出したら走っていたし、ドリブルでも積極的に進出した。

 前半だけ出場。夜の航空機で帰国の途に就き、17日からはまた日本代表合宿に参加する。

 「体力的にきついけど大丈夫。短い間にチームに合流できて良かった」と充実した顔だった。

強行軍も軽快な動き ◆坪井

 「強行軍だったけど、試合を経験できて良かった。修正点もあったが、今の段階なら克服できる」。宮崎、米国、シドニーと続いた合宿や遠征の疲れも感じさせないほど、軽快な動きを示した。

 前半39分には左サイドから攻め上がり、左足で良質のクロスを配給。永井の3点目につなげた。「(17日からの)代表合宿も体調を整えてしっかりやりたい」と元気いっぱいだった。

◇ ◇

チーム守備 確立が急務

 今季のベースとなりそうな陣形と陣容で行われた合宿最初のテストマッチ。4―1と快勝したが、守備では最終ラインだけでなく、全体の連係にほころびが出ていた。

 前半9分に奪われた先制点。中盤でボールを奪われると右を崩され、遠いサイドの選手をフリーにしてやられた。それより問題なのが小野とポンテが同時に前のめりになったとき、中盤の中央が無法地帯となってしまったこと。山田と鈴木のボランチが大きな穴を埋めるのに右往左往した。

 堀之内は「ラインが間延びしていたし、どこで球を奪うのか意思統一ができていなかった」と最大の欠陥を指摘した。マルコーニは巨体をゴツゴツとぶつけては、長いボールをけり込んできた。守備ラインが下がるのは仕方ないとして、逆襲を浴びる前の中盤のケアができていない。

 ブッフバルト監督は「DFのミスもあったが、コンパクトに戦えていなかった」と課題を挙げる。小野やワシントンを新たに加え、攻め手は超一級品。しかし連動的、組織的な守備はまだ見られていない。

 鈴木は「中央を開けすぎてしまった。もっと外に追い詰める守備をやらないと」。山田も「中ががら空きになった」とチーム守備の未熟さを反省した。リーグ開幕まであと半月余り。守備戦術を急がないと。

シドニー=河野正)


 各紙、小野バンザイの所を後半、守備面の不安を書いているのは埼玉新聞とレッズプレスのみ。

 こういう河野氏の記事が読みたかったんだけど。地元メディアで密着している訳だからその辺うまく書いてもらわないと。小野チンとか別に書いてもいいからさw

 実戦練習が少ない事もあり、これからのコミュニケーションを深めることが重要といえよう。

 開幕して蓋を開けたら、FW、小野機能せず、中盤守備崩壊、開幕連敗スタートなんてのは勘弁・・・。ネガティヴ厨になるわけではないが、心のどこかで一抹の不安がよぎるのは私だけではないだろう。

 全てが杞憂に終わりますように。

おまけ
レッズの練習をレポートするブログ 浦和レッズvsマルコーニスタリオンズ
http://www.junoo.jp/blog/index.php?ID=236


発行人くんが詳細なレポを現地からアップしています。

一部抜粋

前半はこのようにちょうど見始めた頃から点がポンポンと決まりだしていたのですが、全体的にはちょっと課題も浮き彫りになったような気もします。
守備陣に関しては、サイドを使って左右に振ってくる相手に右往左往する場面が見られ、ゴール前やゴール中央で相手選手をフリーにしてしまうシーンが何度かありました。これは普段ボランチに慣れしたんでいない暢久が入っていたからなのもあるかと思いますが、どうもチグハグした場面が気になりました。


 永井と相馬の状態が良いみたいです。あー早く練習みたい。