今日の各紙 20060605 四日市中央工3軍だった坪井etc【浦和レッズ】

中部発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
遅咲き 夢舞台で大輪を 四日市中央工「3軍」スタート ――――ドイツW杯(上)
DF 坪井慶介(26)(浦和レッズ) 背番号〈19〉
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/060603_1.htm


 東京から山あいの岐阜県中津川市付知町に転校したのは中学2年の時だった。付知川の清流と、温泉が自慢の閑静な町は、父康介(57)の実家がある。家庭の事情からやむなく引っ越すことになった。

 康介の母校でもある付知中の校長室で、始業式の日、サッカー部監督の洞田了一(53)と向き合った少年は口を開いた。「将来、サッカーに関係する仕事に就きたい」。東京・町田市のクラブに所属していたが、学校の部活動でサッカーを頑張る決意を見せた。

 練習に参加すると、洞田は、「体の線は細いが、基本ができている。質が違う」と、その素質に目を見張った。中学3年の夏休み。他校に転出していた洞田に電話が入った。「夢をあきらめられない」。坪井だった。

 物事をよく考えているとの印象を持っていた洞田は、全国優勝も果たしている高校サッカーの名門、三重県四日市中央工に狙いを定め、面識が全くなかった監督に電話した。9月の練習には参加できたが、その後、高校から連絡はなく、坪井は一般入試で同校に入学した。息子の教育を妻たか子(57)に任せていた康介は「やりたいことをやれと言っただけ」と話す。

 四日市中央工のサッカー部は、A、B1、B2の3グループに分けて練習する。当時、150人以上の部員がおり、坪井は最下位のB2からのスタートだった。サッカー部の寮代わりとなっている四日市市の「川村旅館」に下宿して通学した。

 「最初は足がちょっと速いかな、という程度だった。ただ、とにかく前向きで、どんな状況でも自分のプレーをやろうとしていた」。監督2年目の樋口士郎(46)は、坪井が2年の時、Aに引き上げた。

 同校は、小倉隆史(32)(元名古屋グランパス)、中西永輔(32)(元ジェフ市原)ら多くのプロ選手を輩出している。坪井もJリーグ入りを希望したが、獲得を申し入れる球団はなく、法政大のセレクションも落ちた。「坪井はじっくりと見ないと分からない選手。大学へ行って伸びる選手がいるが、その典型で、1対1のスピードに優れ、守備判断がいい」。樋口の紹介で進んだ強豪・福岡大でユニバーシアードに出場するなど活躍する。

 W杯日韓大会が開催された2002年、念願のJリーグ入りを果たし、浦和レッズ監督のハンス・オフト(58)は、開幕戦からレギュラーに起用した。だが、坪井は「あの時は半分、サポーター状態だった」と言う。

 あれから4年。夢をあきらめず、実現させた遅咲きのDFは、「いろんな人の支えがあった。恩返しのためにも、力を出し切りたい」と誓う。日本代表監督のジーコ(53)が3バックの布陣を採用すれば、W杯で先発の可能性も出てきた。大舞台は手の届くところまで来た。(敬称略)

坪井慶介(つぼい・けいすけ)
 東京都多摩市出身。東京・小山FC―岐阜・付知中―三重・四日市中央工―福岡大―浦和レッズ。J1リーグ戦通算119試合出場。初代表は2003年6月11日パラグアイ戦。家族は妻と1男。

◆ ◇ ◆

 9日から始まるサッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会。日本代表23選手は現地に入った。ディフェンダー(DF)の坪井慶介(26)(浦和レッズ)、ゴールキーパー(GK)の楢崎正剛(30)(名古屋グランパス)、フォワード(FW)の玉田圭司(26)(名古屋グランパス)は本番のピッチ目指し、練習や親善試合で存在をアピールしている。東海地区ゆかりの3選手を紹介する。

(2006年6月3日 読売新聞)


 機は熟した。

 




スポニチ Sponichi Annex 速報
クラブW杯J1優勝クラブ出場案却下
http://www.sponichi.co.jp/soccer/flash/KFullFlash20060604043.html


 国際サッカー連盟(FIFA)は4日にミュンヘンで理事会を開き、各大陸連盟のクラブ王者が参加して12月に日本で行うクラブW杯について、日本が要請していた開催国枠の導入を最終的に却下した。FIFAの小倉純二理事が明らかにした。

 ブラッター会長が提案した優勝国枠の設置も認められなかった。これにより次回以降は昨年12月の前回大会同様に6大陸連盟王者が参加して行われ、開催国枠として今季のJ1優勝チームの出場はなくなった。

 開催国枠の設置は前回大会中に、FIFAのブラッター会長が検討すると発言。いったんは3月の理事会で差し戻されたが、このほど日本協会が枠設置を求める文書をFIFAに送っていた。

 小倉理事は「王者が集まって世界一を争う大会で、王者ではないチームが勝ったらおかしいということ。それが再確認された」と説明した。 (共同)
[ 2006年06月04日 21:55 速報記事 ]


 興行の面で誰かが提案したんだろうけど、出るチームにとってはきっちりAFCを獲ってから行ったほうがいいだろう。今の協会の中でのAFCに対する扱いも、ナビスコ同様に浦和が勝ち進んで優勝すれば変わるのではないのかな。あ、あと犬飼氏にはその辺の調整もお願いしたいですね。

玉田、開始2分決勝弾…W杯前ラスト試合勝利:日本代表:サッカー:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20060604-OHT1T00234.htm


◆国際親善試合 日本1―0マルタ(4日・デュッセルドルフ・LTUアレナ)

 サッカーのワールドカップ(W杯)に出場する日本代表は4日、当地でW杯前最後の強化試合としてマルタ代表と対戦し、苦戦の末に1―0で勝った。

 日本は開始早々に三都主(浦和)の左クロスを玉田(名古屋)が左足で合わせて先制。だが引いて守るマルタに対して、追加点を奪えなかった。

 5月30日のドイツ代表戦と同じ3―5―2の布陣で、2トップはドイツ戦で控えだった玉田と大黒(グルノーブル)が先発。後半から4バックに変更し、小野(浦和)稲本(ウェストブロミッジ)らを起用してMFを5人とし、巻(千葉)を1トップにすえた布陣も試したが実らなかった。

 これがW杯前最後の強化試合。マルタはW杯予選で過去1勝しかしていない格下で、勝ってW杯に弾みをつけたい一戦だったが、予想外の辛勝で本番を迎えることになった。

 W杯は9日に開幕する。2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本は12日の1次リーグF組第1戦でオーストラリアと対戦。18日にクロアチア、22日にはブラジルと顔を合わせる。決勝トーナメントには各組上位2チームが進出する。

 →試合詳細

 日本・ジーコ監督「前半早いうちに点を取れたが、ミスも多く、出来はよくなかった。いつもの動きをしようといろいろやった。トライはした。何か、ここから学びとらなければ。親善試合と大会はまったく質が違う。強化試合だが内容がもう少し欲しかった」

 玉田「点を取ろうという気持ちが強かった。取れて良かった。FW陣は刺激があった方がいいプレーができる。初戦まであと何日かある。いいコンディションで臨みたい」

 宮本「もう少し、いい試合ができたら良かった。不本意。ドイツ戦の後で難しさがあった。ここまでの方向性は悪くないので、さらに一つ一つのプレーの精度を上げたい」

 中田英「収穫はない。走らないことにはサッカーはできない。その根本ができていない。(W杯への準備は)きょうの試合を見る限りは、できていない」

 川淵三郎日本サッカー協会会長「きょうはけがさえしなければいいと思っていた。芝生が長くてボールが走らないから、いつもとは違う感覚で戸惑いがあったと思う」

 マルタ・フィッツェル監督「日本と戦うことに恐怖感を覚えていた。先制されたときはどうなるかと思ったが、選手はよく持ちこたえてくれた。選手のプレーには大変満足している」

(2006年6月5日01時07分 スポーツ報知)


 前半しか見ていないけど、アレも調子が良かったし(足の具合は大丈夫なのかな)、坪井もほぼスタメンを勝ち取ったといってもいい出来だったのでは。小野も厳しいとは思うけど、是非素晴らしいプレーを見てみたい。

ナビスコデータ関連

ナビスコ杯スコア速報<浦和−川崎F> : nikkansports.com
http://www6.nikkansports.com/soccer/jleague/score/2006/20060603urkf.html

◇Jカップ◇3日15時5分◇さいたま市浦和駒場スタジアム19292◇曇り◇全面良芝、乾燥◇奥谷(主)、江角、安元、高山

浦和 (1勝0敗) 4 (1−2、3−1) 3 川崎F (0勝1敗)
49% ボール支配率 ▼ 51%


前半9分【浦和】 (左) 相馬 ↑ (中) 4m ワシントン (ヘッド) ↑ 5号
前半18分【川崎F】 (中) 15m ジュニーニョ (右足) … 2号
前半32分【川崎F】 (中) 4m 中村 (左足) ↑ 3号
後半4分【浦和】 (左) CKポンテ ↑ (中) 3m ワシントン (右足) ↑ 6号
後半18分【川崎F】 (中) 中村 … (中) 3m マルクス (左足) … 4号
後半23分【浦和】 (中) 平川 … (中) 2m ワシントン (右足) … 7号
後半28分【浦和】 (中) 5m ワシントン (右足) … 8号


警告
■鈴木 (1) ■ワシントン (1) ■相馬 (1) ■森 (1) ■マルコン (1)





埼玉新聞WEB
浦和レッズ/試合結果
サポーターの心 ワシづかみ4得点
浦和、ホームで激戦制す
Jナビスコ杯準々決勝
http://www.saitama-np.co.jp/news/reds/2006/kekka/060603.html


万能FW大爆発 ワシントン

 好調のストライカーが、2試合連続で大爆発した。21日の横浜M戦に続くハットトリック。「1試合で4得点したのは、2001年に2度やって以来かな」と笑顔。ヘッドは強烈で、足元は巧み。万能さを見せつける仕事ぶりだった。

 川崎に3点を与える苦しい展開を、後半20分すぎからの2ゴールでひっくり返した。23分、平川の右クロスに右足をいっぱいに伸ばして合わせ、左隅に決めた。28分の決勝弾は力と技の結晶。鈴木からパスを預かると、柔らかいボールタッチのドリブルでDFをかわし、右足で突き刺した。「4点目は特に印象に残った」と自画自賛する。

 前半9分の先制点は、相馬の左クロスを、189センチの長身を生かし頭でドンピシャリ。後半4分の2点目は、ポンテの左CKを遠いサイドで待ち構え、泥臭く押し込んだ。「マークは厳しかったが、スペースを見つけられた」。ゴールへの嗅覚(きゅうかく)が研ぎ澄まされている証拠だ。

 2試合で7点の荒稼ぎ。だが、自身のパフォーマンスがさえているばかりではなく、仲間との連係が練れてきたことも大きいようだ。「周囲の選手が僕を探して、球を出してくれた」と感謝を口にする。

 準々決勝第2戦はホームの川崎が必死にゴールと勝利を目指してくるはずだが、「難しい試合になっても、勝てないことはない」と自信満々。頼もしい点取り屋がいる限り、打ち合いも恐れることはない。

先制点演出で強烈アピール ◆相馬

 ナビスコ杯は3試合連続でフル出場。前半9分、左サイドを川崎の森と競り合いながらドリブルし、左足でピンポイントのクロス。ワシントンの先制ゴールを演出した。「あのアシストは良かった。でもドリブルとか、まだ思うようにやれていない部分もある」と貪欲(どんよく)だ。

 ワールドカップ(W杯)に出場する日本代表の三都主が不在の今こそ、アピールのまたとないチャンス。「セカンドボールが拾えなかったのが、3失点した原因だと思う」と反省も忘れない。守備面での貢献をテーマに挙げていた。

後半から登場 攻撃を活性化 ◆平川

 後半から登場すると、右サイドをえぐって攻撃を活性化させた。川崎の左MFマルコンの裏に何度も進出。「(ベンチから見て)スピードがなかったので、右の後ろにスペースができると思った。45分間、イメージ通りにプレーできた」と喜んだ。


 後半投入された岡野が前線で相手DFに向かって走った時、疲れていた浦和の選手たちの動きが良くなったのは気のせいか。

 で、埼玉新聞で河野記者に代わる砂生敏一氏のコラムが
 http://www.saitama-np.co.jp/news/reds/myball2006/060603.html

 にあったようなんですが、突如削除されてしまいました。何故なんでしょう?何が書いてあったかご存知の方いらっしゃいます?ただでさえ過去の記事はすぐ消す埼玉新聞だけど。